7月15日付けの『ガゼッタ』、『トゥット』、『コリエレ』などイタリアの主要スポーツ新聞はユベントスがナポリにイグアイン選手獲得のオファーを出したと報じています。
同じタイミングで「イグアインにユーヴェから獲得オファー」の記事が出たことは獲得オファーは存在すると見るべきです。
しかし、ユベントスからオファーが提示されただけで、移籍が決定した訳ではないことに注意が必要です。昨シーズンもハムシク選手に獲得オファーを出していたのですが、獲得するまでには至りませんでした。したがって、交渉次第と言えるでしょう。
イグアイン選手の状況ですが、「2018年まで残る契約を延長する意図はない」と代理人(兄のニコラス・イグアイン)が明言したこともあり、去就が注目されています。
ちなみに、契約解除金が9400万ユーロに設定されているのですが、イタリアメディアはユベントスがその額を支払うであろうと報じている状況です。ただ、この部分は財政的に可能であるのかが疑わしいと思われる内容です。
また、ユベントスの他にアーセナルもイグアイン選手獲得に向けたオファーをしていると報じられており、状況を見守る必要があるでしょう。
- アーセナル
- 移籍金6000万ユーロ
- オリビエ・ジルーの譲渡
- ユベントス:プランA
- 契約解除金9400万ユーロ
- ユベントス:プランB
- 移籍金
- ザザ、ストゥラーロ、ペレイラ、ルガーニ、マンドラゴラなどの譲渡
少なくとも、報道されている内容のオファーを提示する意味があるのかを考えなければなりません。イグアイン選手は FIFA の移籍規定17条を行使できる立場なのですから、権利行使を匂わせるなど動きをすることが移籍に向けた必須事項です。
ナポリのデ・ラウレンティス会長が移籍報道を否定する見解を出していることもあり、状況は流動的です。
ユベントスはナポリ移籍が濃厚と見られているロベルト・ペレイラ選手の件で18日の月曜日にナポリと会談すると予想されています。イグアイン選手獲得のオファーが存在すれば、その場で何らかの “話し合い” が行われることでしょう。
具体的な獲得オファーを拒否する引き換えに、好条件を引き出すことはポグバ選手やボヌッチ選手の件からも見て取ることができます。ナポリがイグアイン選手をどう評価しているかによって、移籍市場が大きく動くことになるのではないでしょうか。