『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』によりますと、ギリシャ王者のオリンピアコスがニコラ・レアーリ選手に興味を示しているとのことです。
レアーリ選手はユベントスが保有権を持つ1993年生まれ(23歳)のGK。2014/15 シーズンはチェゼーナで28試合、2015/16 シーズンはフロジノーネで33試合に先発出場している期待の若手選手です。
移籍先として名前の上がったオリンピアコスですが、ギリシャリーグの30試合で勝点85を獲得する圧倒的な強さを見せ、チャンピオンズリーグ本戦にストレートインすることが決定しています。
レギュラーGKとしてスペイン人のロベルト選手がプレーしていたのですが、今夏にエスパニョール(スペイン)に移籍しました。その結果、GKを補強する必要性が生じ、レアーリ選手の名前が獲得リストに書き込まれたものと思われます。
チャンピオンズリーグに出場するクラブですから、ある程度の資金力は有しているはずです。しかし、ギリシャ経済があまり良くないことを考えると、選手獲得にあまり資金を投じられない事情があることも想像できるため、ローン移籍でレアーリ選手に経験を積む機会が与えられることはあり得ることでしょう。
ユベントスはブッフォン選手の後継者となる可能性のあるGKに目星をつけておく必要があります。レアーリ選手もその中の1人なのですが、現時点ではブッフォン選手のポジションを脅かすレベルではありません。
そのため、2016/17 シーズンも出場機会が得られるであろうクラブにローン移籍することになると考えられますが、オリンピアコスでチャンピオンズリーグにGKとして先発出場できるのであれば、移籍するべきと言えるでしょう。
期待の若手GKがどのクラブでプレーすることになるのか、去就に注目です。