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エンポリ、ユベントスからビュヘルを獲得へ

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、エンポリはユベントスからローン移籍していたマルセル・ビュヘル選手の所有権を獲得する方向であると報じています。

画像:マルセル・ビュヘル(エンポリ)
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 ビュヘル選手は1991年生まれの25歳。シエナのプリマベーラ出身で、2010年にユベントスに加わり、その後はヴィルトス・ランチャーノ、ボローニャ、エンポリなどプロビンチャのクラブにローン移籍で経験を積み重ねていたMFです。

 2015/16 シーズンはエンポリで28試合に出場し、2得点1アシストの成績を残しました。その活躍が認められ、エンポリが完全移籍で獲得することになったのだと思われます。

 なお、この取引についてエンポリはユベントスにボーナスとして120万ユーロを支払うことになるだろうとガゼッタ紙は言及しています。この価格で売却となるのであれば、ユベントスの育成はポジティブに捉えることができるでしょう。

 ユベントス・ユースに在籍歴を持つビュヘル選手ですが、イタリア版ホームグロウンルールの定義される “ユース出身選手” には該当しません。そのため、移籍金を払ってでも獲得を申し出るクラブが存在するのであれば、交渉に応じる意義は十分にあると言うことができます。

 

 プリマベーラを卒業した選手を中心に多くの選手がローン移籍という形でイタリア中のクラブに所属していますが、その処遇についても判断を迫られることになります。

 トップチーム登録された選手のおよそ3倍近くの選手が他のチームにローン移籍しているのですから、移籍中の選手を専門に扱う役職が設けられることも自然と言えるでしょう。

 ビュヘル選手のようにローン移籍先のクラブに必要とされ、ユベントスに移籍金を残して完全移籍することも1つのサクセスストーリーです。新天地で、新しいチームと新たなストーリーを描くという道も悪いものではないと言えるのではないでしょうか。