チャンピオンズリーグ決勝を目指し、レアル・マドリードとユベントスの2チームが5月13日にスペイン・マドリードのエスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウで行われます。どちらのチームがベルリン行きのチケットを手にするかに注目が集まっています。
賭けの対象としては、ホームで戦うレアル・マドリードが優勢に立っています。確かにトリノで敗れたとは言え、スコアは 1-2 でした。今期のリーグ戦やチャンピオンズリーグのホームで無得点だったことがないこともマドリーにとっては大きな後押しとなっていると思われます。
両チームの予想されるスターティングメンバーはおそらく下図になるでしょう。
ユベントスは1戦目と同じ 4-3-1-2 を選択すると予想されます。
GK: ブッフォン
DF: リヒトシュタイナー、ボヌッチ、キエッリーニ、エヴラ
MF: マルキージオ、ピルロ、ポグバ、ビダル
FW: モラタ、テベス
変更点はストゥラーロに代わってポグバがスタートから起用されることでしょう。大まかな狙いとしてはレアルの攻撃を跳ね返し、カウンターと上手く時計を進めて相手を焦らせる戦術を採用するものと思われます。バルザーリを入れるのは残り20分を切った段階でアグリゲートスコアでリードしているといった時に限定されるでしょう。
決勝進出には得点が欠かせないレアル・マドリードはメンバーが予想しづらい所があります。
GK: カシージャス
DF: カルバハル、セルヒオ・ラモス、ペペ、マルセロ
MF: ハメス・ロドリゲス、クロース、イスコ
FW: ベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド
問題がなければ上述のイレブンが起用され、4-3-3 で試合に入るでしょう。しかし、怪我からの回復状況が不明瞭な選手がいることもあり、流動的な状況だと言えます。
ベンゼマとヴァランはバレンシア戦の招集メンバーには入っていましたが、両者ともベンチ入りはしませんでした。前者は負傷からの回復度合いが万全ではないことを示しており、後者は体調不良でベンチ外になったとのことです。また、ベイルも昨日のトレーニングをジムで行ったという報道が出るなど出場に黄信号が灯っています。
レアルのシステムが 4-3-3 であろうと、4-4-2 であろうとユベントスを自陣内に押し込んで得点しようとする意図は同じです。ユベントスの攻撃の鍵は相手のビルドアップをカットするか、セカンドボールを拾うことでレアル・マドリードの DF 陣と GK 間にあることが予想されるスペースを上手く突くことができるかだと思われます。
逆にユベントスがボールを回そうとする際には、相手の鼻先をかすめるようなパスは自陣内では減らすべきだと言えます。1戦目は序盤にそれによってカードが提示されてしまいました。リスクマネージメントを試合全体を通してやりきることができれば、ファイナルへの道も切り開かれると言えるでしょう。