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【試合展開】 ICC 2018 レアル・マドリード対ユベントス

 アメリカ・ワシントンDCで行われた ICC 2018 レアル・マドリード戦は後半にアセンシオ選手が2得点を奪ったレアルが 3-1 でユベントスに勝利しました。

画像:アセンシオのサインを求めて試合中に乱入したマドリディスタ2名

 試合に先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:ICC 2018 レアル・マドリード対ユベントス
表1:先発メンバー(ICC 2018 レアル・マドリード戦)
  Real Madrid
[4-2-3-1]
Juventus
[4-3-3]
GK 1: ナバス 1: シュチェスニー
DF 2: カルバハル
32: ハビ・サンチェス
6: ナチョ
29: セルヒオ・レギロン
2: デ・シリオ
4: ベナティア
3: キエッリーニ (C)
12: アレックス・サンドロ
MF 8: クロース
37: バルベルデ
11: ベイル
22: イスコ
24: セバージョス
6: ケディラ
5: ピアニッチ
8: マルキージオ
FW 9: ベンゼマ (C) 33: ベルナルデスキ
42: ファビッリ
20: カンセロ

 レアル・マドリードのロペテギ監督は 4-2-3-1 を選択。ベンゼマ選手をトップに、2列目はベイル、イスコ、セバージョスの3選手が流動的なポジションを取る陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 4-3-3 を選択。カンセロ選手を左ウィングで起用し、ほぼベストメンバーの布陣で試合に臨みます。

 

 試合はハイプレスを選択したレアル・マドリードのペースで始まる。しかし、先にスコアを動かしたのはユベントス。

 12分、中央に絞ったベルナルデスキが左サイドに展開したカンセロにスルーパスを通す。カンセロが左足で折り返したクロスがカルバハルの足に当たって軌道が変わり、ボールがネットに吸い込まれるオウンゴールでユベントスが先制する。

 中盤の構成力で上回るレアルは失点後もポゼッションの高さを維持し、主導権を握り続けると39分に同点に追いつく。ベンゼマを狙った浮き球はベナティアに跳ね返されたが、こぼれ球を素早く回収し、ボールはベイルの足元へ。エリア外から素早く振り抜いた左足から放たれたシュートがゴール左上に決まり、スコアは振り出しに戻る。

 1-1 で迎えた後半は両チームの交代選手の質が試合に大きな影響を与える。

 47分、ユベントスはケディラに代わって出場したファジョーリのバックパスが短くなり、レアルにボールを奪われてしまう。これを交代出場のアセンシオとヴィニシウスの2人でカウンターを敢行し、最後はアセンシオが決め、1点をリードする。

 アセンシオは56分にも右サイドからの横パスを呼び込み、トラップでベナティアを交わしてシュート。この日2得点目を難なく決め、リードを2点に広げる。

 ユベントスは68分にゴール正面で得た FK からレアル守備陣の隙を突いたキエッリーニがピアニッチとの連携から右足で GK を交わすシュートを放つも、枠を捉えず。試合終盤のベルナルデスキが放った FK もポストに嫌われ、一矢報いることはできず。

 結局、試合はこのまま終了。アセンシオ選手の2ゴールで突き放したレアル・マドリードが 3-1 で勝利した。

 

 内容はチームとしての「完成度の差」が如実に現れていました。特に、後半開始と当時に投入された選手が見せたパフォーマンスが顕著でした。17歳のファジョーリ選手には “良い教訓” になったことでしょう。

 この北米ツアーで最も大きなインパクトを残したのは新加入のカンセロ選手です。左右どちらのウィングでも持ち味を発揮し、チャンスメイクする能力があることを示したからです。サイドバックとしては連携面の構築するために少し時間を要するかもしれませんが、大きなポテンシャルを秘めていることを実証したことは大きいはずです。

 逆に内容が不安だったのがデ・シリオ選手です。右 SB で固定されていた割にはパフォーマンスが上がり切っておらず、レアル戦ではヴィニシウス選手に対して後手に回り続けました。昨シーズンの同時期と同じような内容を示しており、こちらは要改善と言えるでしょう。

 

 アッレグリ監督はシーズン前半戦を使って主に使用するシステムを模索するタイプの指揮官です。そのため、8日からのチーム全体練習ではシステムの大枠を定める作業が本格化するものと思われます。

 どのような顔ぶれで 2018/19 シーズンの初戦となる18日のキエーボ戦を迎えることになるのかに注目です。