ユベントスは 2017/18 UEFA チャンピオンズリーグ準々決勝でレアル・マドリードと対戦することが決定いたしました。昨シーズンの決勝で対戦したことを踏まえ、レアルの現状を確認することにしましょう。
1:基本形はカーディフでの決勝とは変わらず
チャンピオンズリーグ3連覇を目指すレアル・マドリードの基本布陣はカーディフで対戦した昨シーズンの決勝から大きな変化はありません。
GK: ナバス
DF: カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF: モドリッチ、カゼミーロ、クロース
OMF: イスコ(アセンシオ / L・バスケス)
FW: ベンゼマ(ベイル)、ロナウド
先発が予想される選手の中で立場が完全に確立していないのはイスコ選手のトップ下だけでしょう。「そのポジションでどの選手が起用されるか」によって攻撃陣の並びが少し変更される程度と予想されます。
2:レギュラー陣は不変、控え選手は戦力ダウン
レアル・マドリードの力は昨シーズンの決勝と同等と言えるでしょう。レギュラー陣はそのまま残っているからです。
ただ、チーム内の序列で「控え」に位置づけられた実力を持った選手たちが出場機会を求めて退団しました。それによってチーム力が下落した現実は否定できない状況となっています。
とは言え、主力選手の持つプレー水準は世界最高レベルです。互いの力を 100% 出し切る “真っ向勝負” になれば、ユベントスの方が不利な状況です。そのため、ポイントを絞って試合に向けた準備をする必要があります。
3:「カゼミーロとセルヒオ・ラモスの守備網を突破し、ロナウドを止められるか」が鍵
勝敗の行方は次の2点に集約されると言えるでしょう。
- イグアインとディバラが中央を封鎖するセルヒオ・ラモスとカゼミーロの守備網を突破できるか
- ユベントス守備陣が “ワンタッチフィニッシャー” と化したクリスティアーノ・ロナウドを止められるか
カーディフでは上記2点において、どちらもレアル側に軍配が上がりました。攻撃では起点となる2人(ディバラとイグアイン)が完全に抑え込まれ、守備ではクリスティアーノ・ロナウド選手に得点を許すなど攻守において実力差を見せつけられる結果となりました。
アッレグリ監督がこの時の反省を活かし、どのような戦術に落とし込んでホーム&アウェイ戦を戦うのかに注目です。