「勝っている時はチームをいじるな」という格言があるのは世界共通のようで、ユベントスはベッペ・マロッタGMとファビオ・パラティーチSD両名と3年間の契約延長をするとのことです。
この後、チームはすばらしい成績を残しているアッレグリ監督とも契約更改を目指すとのこと。先日のファンからの質問にも答えていたようにシーズン中の契約交渉は行われないでしょう。というのも、よい戦績で今シーズンを終えることがぼほ確定していますので、急いで交渉をまとめる必要がアッレグリ側にはないのです。
前任のコンテが「100ユーロの料理を提供する店に10ユーロしか持っていない状況では何もできない」とクラブに痛烈な皮肉をいったスカッドでコンテに匹敵するか、それ以上の結果を残しているのですからアッレグリの評価はうなぎ上りと言えるでしょう。
さて、契約を延長するマロッタGMとパラティーチSDの次なる仕事はアッレグリが好む 4-3-1-2 でトップ下を本職とする選手を獲得することになるだろう。仮に、その選手がチームやセリエAへの適応を多少苦しむ時間を要したとしても、ビダルやペレイラがそのポジションである程度の結果を残していますので、過度のプレッシャーに晒される可能性が少ないというメリットも見逃せません。
また、ブッフォンやピルロの引退後といった将来を見越した形でのチーム補強をすることもそろそろ本格的に考える必要があるので、そういった観点からもチーム編成で成功を収めた実務者と契約延長ができたことはチームにとってプラスと言えるでしょう。
