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ユベントス、2026年夏に現行契約が満了するヴラホヴィッチとの契約延長交渉を開始?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスが2026年夏に現行契約の満了を迎えるヴラホヴィッチ選手(の側近)と延長交渉に乗り出したとのことです。

 チーム No.1 の高給取りであるヴラホヴィッチ選手側にどのような条件を提示しているのかが交渉妥結のポイントになるでしょう。

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 ヴラホヴィッチ選手は2000年1月生まれの24歳。2022年1月にフィオレンティーナからユベントスに加入し、2026年夏までの契約を有するセルビア代表の CF です。

 契約延長交渉が予断を許さない状況となっているのは以下の理由があるからです。

  • 今シーズン終了後の2025年夏で「現行契約は残り1年」
    • 売却益を得るには2025年夏がラストチャンス
  • 推定年俸1200万ユーロ(※ 税込2000万ユーロ強)は予算オーバー
  • 減価償却費は年1840万ユーロ

 端的に言うと、「 “現在のユベントス” がヴラホヴィッチ選手に年間4000万ユーロの人件費を負担し続けることは不可能なので手放さざるを得ない」のです。

 

 「ユベントスが『減給を伴う契約延長』をオファーした」との報道がありますが、実際には「ユベントスが『現行契約で支払う給与の分割払いを意味する契約延長』をオファー」に留まっています。

 このケースだと選手がオファーを固辞するのは当たり前。『年俸500万ユーロの1年契約』を『年俸250万ユーロの2年契約』に変更することで得られるメリットは選手側にはないからです。

 2025年夏の時点で『推定年俸1200万ユーロの1年契約を締結している状態』になるヴラホヴィッチ選手に関しても同じことが言えますし、ジュントリ FD の希望年俸に近い水準で交渉が妥結する要因が見当たらないことが現状でしょう。

 

 「胸スポンサーの不在」と「(イタリア勢の躍進で)チャンピオンズリーグでの放映権料の総取りができなくなったこと」による経営面への影響は軽視できません。これらがヴラホヴィッチ選手の去就にどのぐらい影響するのかにも注目です。