アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 セリエA第3節ローマ戦に 0-0 で引き分けたユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「拮抗した試合でした。前半は相手の方に良い場面が多かったですし、私達は相手の右サイドに押し込まれましたが、後半は良くなりボールを保持することができました。結果は妥当だと思っています。
今日はチーム全体に好感が持てました。ヴラホヴィッチだけではなく、私達は精度を向上させることができます。第3節で私達は偉大な監督と素晴らしい選手を擁する難しいチームと対戦しました。
私達を制限したのはローマの成果だと思います。前半はあまりに位置が低すぎましたし、脱出に苦労しました。レベルを高めてハイレベルな試合をプレーするために改善できることは数多くできます。
私達にはクオリティーのある選手が多くいます。今日の試合で何度か示されていましたし、後半は少し体力が落ちた選手も見受けられました。
強い選手を擁していますし、私達はどの選手が先発に値するのかを試合ごとに見極める予定です。
目標?エンポリ戦でベストを尽くすことです。そして、どのチームとの対戦でもベストを尽くします。道は美しいですし、目標は頭の中にあります。決定的な時期になれば見えてくるでしょう。今は時期尚早です。
強固でソリッドなグループがありますし、常に競争力を保つために私達はピッチに立ちます」
グレイソン・ブレメル選手:
「前線は非常に膠着した試合でした。私達は勝ちたかったのですが、バランスが保たれていました。
私達はより深く守るチームを相手に脅威となるよう取り組む必要があります。後半はさらに創出しましたが、十分ではありませんでした。
まだ旅路の始まりです。私達は開幕3試合で失点を許していませんし、これは良いことです。ですが、日々改善し続けなければなりません」
フェデリコ・ガッティ選手:
「後悔はあります。私達は勝利し、勝点を獲得したかったです。完全には満足していません。
私達は立ち上がりから DF 陣を含めて脱出のクオリティーが欠如していました。残念です。開幕3連勝で中断期間を迎えたかったのですから。
これからさらにハードワークしなければならない2週間が始まります。
主将の腕章?監督は私に偉大な機会を与えてくれました。素晴らしい感情があります。チームメイト、監督、ティフォージのためにすべてを尽くそうとしています」
ユベントスにとっての誤算は “守備の担当範囲が広くないパレデス選手” が不出場だったことでしょう。
ピジッリ選手が抜擢起用されたことで中央のスペースが想定よりも狭まり、サイドから『中央で待ち構えるローマの守備陣』の攻略を余儀なくされることになったからです。
チアゴ・モッタ監督のチームは「攻撃から組み立てる」ため、今節ローマ戦で「(結果的に)攻めあぐねたこと」は反省点であり改善点です。今後は「ゴール前のスペースを消された際の対処」が重要になるでしょう。
その一方で危なっかしい守備陣は「(結果的に)開幕3試合を無失点」で終えることに成功しました。
相手チームに先行を許した時間帯が1分もないことは自信になるはずですし、今後は「ビハインドの展開となった際にチームが良いリアクションができるか」が注目点になります。
国際Aマッチデーによる中断期間を迎える直前の試合を勝利で終えられなかったのは残念ですが、開幕からの3試合を2勝1分(6得点0失点)で終えられたことは上々です。
シーズンが進行するほど “ディテール” が勝敗の分けるポイントになる試合が増えます。それに向けた準備をチアゴ・モッタ監督が上手く進めることができるのかにも注目です。