ユベントスは公式サイト上で 2024/25 セリエA第3節ローマ戦に向けた招集メンバー21選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 1st | 1: ペリン、23: ピンソーリョ、29: ディ・グレゴリオ |
DF | 1st | 3: ブレメル、4: ガッティ、6: ダニーロ、15: カルル、27: カンビアーゾ、32: カバル |
B | 37: サヴォナ、40: ローヒ | |
MF | 1st | 5: ロカテッリ、8: コープマイネルス、16: マッケニー、21: ファジョーリ、26: D・ルイス |
FW | 1st | 7: コンセイソン、9: ヴラホヴィッチ、10: ユルディズ、11: N・ゴンサレス |
B | 51: ムバングラ |
新加入のコープマイネルス、コンセイソン、N・ゴンサレスの3選手が初招集。Bチームから加わっていたアンジェレ選手は招集外となりました。
【先発予想: 4-2-3-1】
GK: ディ・グレゴリオ
DF: サヴォナ、ガッティ、ブレメル、カバル
DMF: ファジョーリ(D・ルイス)、ロカテッリ
OMF: カンビアーゾ、ユルディズ、ムバングラ
FW: ヴラホヴィッチ
チアゴ・モッタ監督は 4-2-3-1 で同じ先発メンバーを送り出すでしょう。
待望の新加入選手が合流したとは言え、前節ヴェローナ戦から先発メンバーを無理に入れ替える必要は少ないからです。
対するローマのデ・ロッシ監督は 3-5-2 を選択し、システム上のミスマッチを意図的に選択する可能性があります。
- ローマが 3-5-2 を採用するメリット
- 脆弱点である “パレデスの両脇スペース” のケアが容易
- 両インサイドハーフと左右の CB が対応に当たれる
- 大外に WB がポゼッション時に数的優位を確立
- ユベントスは4バックで現状クロス対応は不安定
- ライン間が広がることを嫌っているが、その反動でニアの “ポケット” がガラ空きの時がある
- 脆弱点である “パレデスの両脇スペース” のケアが容易
両チームが4バックを選択して真っ向勝負の打ち合いに出ると、“ピッチ中央に脆弱点を抱えるローマ” の方が分が悪くなると予想されます。
それなら、『ミドルブロックからの速攻』でユベントス守備陣に最終ラインを躊躇させる方が合理的です。
“可変システムを採用しているユベントス” は「本来の持ち場に守備者が誰もいない」という場面がプレシーズンから起きていますし、クロス攻撃への対処に慌てる場面が開幕節から続いていることが理由です。
開幕3連勝を狙うユベントスは「これらの問題に直面する頻度を下げること」が今節での課題になるでしょう。ピンチの芽を早い段階で摘むことができれば、自分達だけが良い形で得意の攻撃に入ることができるからです。
開幕からの2試合で対戦したチームとは所属選手のクオリティーやチームとしての完成度が1段上のローマと対戦することになります。実力のあるチームを相手にチアゴ・モッタ監督のユベントスがどのような試合を見せてくれるのかに注目です。