スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴディで行われた 2024/25 セリエA第2節ヴェローナ戦に 0-3 で勝利したユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「選手達を褒め称えたいです。ボールをリカバリーし、即座にフィニッシュのアクションを起こすことが重要でした。ヴラホヴィッチが1点目を決めましたが、誰もが良かったです。
私達の FW 陣は大きな手助けをしてくれています。プレッシングを行い、後方の味方をサポートしました。守備と攻撃のバランスを取ることが重要であり、そうすれば今夜のような試合ができるのです。
ヴラホヴィッチはグループ内でのポジティブなリーダーですし、チームのためにプレーし、多くの動きを行い、得点を決める術を知っています。彼の働きに満足していますし、これを継続しなければなりません。
私達全員が働いていますが、彼らは強い選手達です。心技体のクオリティーを持っており、私達は彼らがポジションで良い仕事をする手助けはしますが、最終的に主役となるのはハイレベルの選手達です。
姿勢は非常に重要です。ヴェローナは私達のミスを待ち、中盤でミドルブロックを構築しました。私達は相手を外に追いやるためのボール保持と深さの確立を狙ったプレーをしたかったのです。選手達は非常に上手くやってくれました。
ローマ戦は美しい試合になるでしょう。最善を尽くし、望む結果を手にしたいと思います」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「今夜の勝利の後にサヴォナの得点、チーム、そしてティフォージのことを嬉しく思います。開幕節で得点することができませんでしたが、今夜の試合で2得点を決め、試合の解釈とともに満足しています。
試合結果は私達の取り組みに対する成果です。監督と共に私達はアグレッシブな姿勢について取り組んでいます。
すべてはそこから育まれます。適切な頭脳を持っていれば、すべてはより良く機能します。互いにチームのためにプレーし、その後は戦術的な指示に従うのです」
フアン・カバル選手:
「監督の私達への信頼がユーヴェで適応するための礎になります。誰に対しても自信を与えてくれるのです。経験のある選手から若手選手や私のような新加入選手に対してもです。
私はハッピーです。この試合は私をヨーロッパに連れて来てくれたチームとの対戦で個人的にも非常に重要でした。私達はチームメイトのための自己犠牲的なランニングをします。家族ですから」
薄い選手層で「先行逃げ切り」でしか “現実的に” 勝点を計算できる状況ではない中で2戦2勝の結果は評価されるべきでしょう。
良い部分ばかりが目立つ新生ユベントスですが、課題が存在することも事実です。「相手にショートカウンターを発動させてしまう縦パスのミス」や「ネガティブ・トランジション時の対応」などが改善すべき代表例です。
セリエAのボトムハームにはクオリティーの差で大勝できたとしても、上位勢やヨーロッパの舞台で「内容の伴った試合で結果を残す」にはチームとして成熟することが欠かせません。
勝って結果を残すことでチアゴ・モッタ新監督の方針に対する疑心暗鬼は薄れて行くため、「今後もチームを成長させ続けることができるか」で評価されることになるでしょう。
次節はユベントス戦へのモチベーションが高い選手を擁するローマとの大一番です。勝った上で国際Aマッチデーによる中断期間を迎えたいですし、クオリティーの備わったチームに対してどのような準備をして臨むのかに注目です。