アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 セリエA第1節コモ戦に 3-0 で勝利したユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「ムバングラだけではなく、他の選手達にも大きな期待を寄せています。彼が先発したのは今日までピッチに立つに値する仕事をして来たからです。
ムバングラのことを嬉しく思いますし、彼は良い試合をプレーしました。チームにとっても良いことです。偉大な試合をしましたから。
謙虚さは常に必要です。ヴラホヴィッチの役割はチームが戻り、再結成し、共に留まること。守備陣のための時間を作ることでした。私達が対戦したのはセリエBで結果を残した熱意のあるチームです。結果が出れば、大きな情熱が生まれるでしょう。
正しい方法で敬意を持って相対しました。共に守り、ボールを持った際は偉大なクオリティーの選手がいて、試合を解釈した素晴らしい試合運びでした。
ヴラホヴィッチはボールの有無に関係なく素晴らしい試合をしました。チームを必要とする重要な選手です。
ユルディズはトップ下でプレーをするための重要な特徴を持っています。ムバングラとともにピッチ内でオープンな展開を保ち、攻撃陣にスペースを与えていました。彼らのことを嬉しくおもいますし、偉大な試合をプレーしました。私達はこのように継続しなければなりません。
ユルディズは様々な役割を担うことができますし、どの役割となるのかは対戦相手次第です」
アンドレア・カンビアーゾ選手:
「最初の20分は苦しみましたが、その後は改善し、本当に上手く行きました。私達は常に欲求と渇望を持っていましたし、監督はトレーニング・セッションでそれらを多く与えてくれました。
昨シーズンに Next Gen でプレーした選手達も今夜は偉大な試合をプレーしました。
監督が私達に要求していること?カルチョをプレーすることです。監督は私達にクオリティーを表現し、全員で攻撃して守ることを要求しています。
監督は決意を強めているように見えます。日々向上し、現状を考えるよう求めています。将来は現状の上に構築するものだからです」
サムエル・ムバングラ選手:
「特別な感情です。セリエAでのデビュー戦であり、トップチームでの初の公式戦でした。今夜のことは本当に幸せです。
スタジアムから聞こえた時は信じられない感情です」
まずは勝点3を獲得したことが収穫です。危ない場面もありましたが、試合に勝ったことで「内容を向上させる改善点」として課題をポジティブに向き合うことが可能になったからです。
チームとしての完成度は “シーズン開幕時点” なので両チームともに道半ば。良い面ばかりが目立った選手もいれば、良い面と悪い面が出た選手、アピール機会そのものが訪れなかった選手など様々でした。
開幕節の1試合だけで評価が固まることはありませんし、ユベントスに関しては「選手層の薄さで戦術幅が限定されていることによる問題」も無視できない試合だったことは事実でしょう。
次節は開幕節でナポリを返り討ちにしたヴェローナとの試合が予定されています。
“4バックのコモ” と違って開幕節でヴェローナが採用したのは3バック。システム的に噛み合わない可能性がある相手との試合にチアゴ・モッタ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。