『スカイ・イタリア』によりますと、セリエA昇格組のコモがユベントスで余剰戦力になっているアルトゥール選手の獲得に関心を示しているとのことです。
コモは「レジスタの獲得」を狙った動きをしていますが、アルトゥール選手の人件費が移籍成立のネックになるでしょう。
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セスク監督が率いる昇格組のコモは「実力者をフリー移籍で獲得」することでチーム力の強化を計っています。レジスタも補強対象であり、それが「アルトゥール選手への興味」になっているのでしょう。
しかし、以下の点が問題として横たわっています。
- 推定年俸500万ユーロ超
- 減価償却費は年間1090万ユーロ
- 2024年6月末の残存簿価は2180万ユーロ
- 現行契約は2026年夏まで
- 1996年8月生まれで現在28歳
アルトゥール選手を雇用するための人件費が “高額すぎる” のです。この現実がアルトゥール選手のコモ移籍を阻む要因になるでしょう。
“レジスタを補強対象にしているコモ” は「ユベントスの中盤 MF 陣で余剰戦力と見なされている可能性のあるニコルッシ選手」にも関心を寄せています。
コモがレジスタに費やす予算額は「ニコルッシ選手の水準が上限」でしょう。この場合だと『アルトゥール選手の人件費』は予算オーバーになります。
移籍成立には「アルトゥール選手が昇格組への移籍を容認」した上で「大幅な年俸ダウンを受諾するかユベントスが年俸の大部分を負担する」ことが必要になると考えられます。
したがって、アルトゥール選手のコモ移籍交渉は一筋縄には行かないと思われます。
ユベントスが『アルトゥール選手の残存簿価を上回る移籍金(≒2200万ユーロ)』を得るのは非現実的であり、「損切りのオペレーションを上手く完遂することができるのか」に注目です。