2025年1月の移籍市場が開くまで約1週間となりましたので、ユベントスに期待される動きを整理しておくことにしましょう。「選手層を上手く修復することができるか」がポイントにです。

「DF の補充」が喫緊の課題
ユベントスが2025年1月の移籍市場で『喫緊の課題』にすべきは「DF の補充」でしょう。トップチームの戦力としてカウントされている選手数が “少なすぎる” からです。
| LSB | LCB | RCB | RSB | |
|---|---|---|---|---|
| 戦 力 |
カンビアーゾ | カルル | ガッティ | サヴォナ |
| ダニーロ | ||||
| 離 | カバル | ブレメル | ||
| 育 | ローヒ | |||
| 貸 | コスティッチ | F・ゴンサレス | ルガーニ | デ・シリオ |
| ムハレモヴィッチ | T・ジャロ |
ただ、冬と夏の移籍市場で獲得したい DF のプライオリティーが変わってくることに留意が必要です。
- 2025年1月の移籍市場でのプライオリティー
- ブレメルとカバルの穴を埋められる即戦力選手
- Bチームに “トップチーム昇格に値するパフォーマンスを示している DF” は見当たらないのが現状
- ダニーロの後継者(=20代の有望株)
- ブレメルとカバルの穴を埋められる即戦力選手
- 2025年夏の移籍市場(=ブレメルとカバルが復帰間近)
- ダニーロの後継者(※ 現状だと契約満了で退団)
- (右 SB など)DF 陣の陣容を厚くする新戦力
また、ユベントスのフロント陣にとって難しいのは「新戦力の獲得資金は『現有戦力の売却』で捻出せざるを得ない状況に直面」していることです。
希望額を提示する買い手が現れる保証はありませんし、“ギャンブル” を強いられることは覚悟しておなければならないでしょう。
「中盤 MF 陣の序列付け」と「アルトゥールの売却」
ユベントスが2025年1月の移籍市場でギャンブルに出た場合に “種銭” となるのは中盤 MF 陣でしょう。「現在使用中のフォーメション」と「各ポジションの序列」から売却は可能だからです。
| レジスタ候補 【守備に比重】 |
8番 【攻守両方を担当】 |
10番 【トップ下】 |
|
|---|---|---|---|
| 戦力 | ロカテッリ | コープマイネルス 【€54.7m】 |
N・ゴンサレス 【€36.5m】 |
| テュラム 【€20m】 |
マッケニー | ||
| ファジョーリ | D・ルイス 【€50m】 |
||
| 育成枠 | アジッチ | ||
| 貸出中 | ニコルッシ | ノンジェ | ミレッティ |
| 構想外 | アルトゥール |
中盤 MF は 4-2-3-1 や 4-1-4-1 で3枠。ニコラス・ゴンサレス選手がトップ下で起用され始めたため、『8番』と『10番』の2枠を “2024年夏の移籍市場に移籍金1億6000万ユーロを費やして獲得した4選手” で争う構図になっています。
控え選手は「値崩れのリスクに直面」することになりますし、コープマイネルス選手とD・ルイス選手がポジション争いに負けて「1億ユーロのベンチウォーマー」と揶揄される状況はクラブ経営的に最悪です。
したがって、“序列が低くて維持費が高額な選手” を放出することが目標になるでしょう。
理想はアルトゥール選手の売却。しかし、2024年12月末での残存簿価が1600万ユーロ強で構想外の扱いを受けてチームから追放されているため、放出は捗らないと予想されます。
その結果、買い手が現れると期待されているファジョーリ選手の放出(による移籍金の確保)がメディアで既定路線として報じられることになっているのです。
GK 陣は監督交代で評価基準が変わらない限り、選手の入れ替えは起こらないと思われます。
FW 陣は「CF や左 WG が補強のポイント」ですが、「DF 陣よりも優先して補強資金を投じる必要性は少ない状況」にあります。まずは「強い選手を “本来のポジションで” 起用する」という大原則に立ち返るべきでしょう。
ユベントスが現場のニーズに合致した選手補強を2025年1月の移籍市場で行うことができるのかに注目です。