2023/24 セリエC第35節が行われ、チェゼーナをホームに迎えたユベントスはトゥリッキア選手のゴールで先制するも試合終了間際に2失点を喫し、1-2 で逆転敗けとなりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 30: ダッファラ | |
DF | 2: サヴォナ 4: ペドロ・フェリペ 3: ストラマッチョーニ (C) |
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MF | DMF | 32: トゥリッキア 29: サリフォ 26: ダミアーニ 19: ローヒ(→ 39' st. 14: ムラッツィ) |
OMF | 7: ハサ(→ 19' st. 36: アンジェレ) 8: ノンジェ(→ 44' st. 20: イオコラーノ) |
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FW | 44: セクロフ(→ 39' st. 9: チェッリ) |
ブランビッラ監督は 3-4-2-1 を選択。1月の移籍市場で獲得したペドロ・フェリペ選手を3バックの中央で起用し、2列目にはハサ選手とノンジェ選手を配置する布陣で優勝チームとの一戦に臨みます。
最初に惜しいチャンスを作ったのはユベントス。4分にセクロフがドルブルで持ち上がって素早く右足を振り抜くもシュートは枠を捉えず。
12分にはサリフォがセクロフとのワンツーでシュートにまで持ち込んだが、ボールはニア側のサイドネット。
対するチェゼーナは33分にキアレッロが左サイドを突破して鋭いクロスを入れたが、GK ダッファラがキャッチ。ユベントスはピンチの芽を事前に摘み取る。
自力で上回るチェゼーナは38分に右サイドから抜け出したピエロッツィが持ち込んで左足でシュート。だが、シュートは枠をわずかに外れ、カルグボが伸ばした足もわずかに届かず。
前半は両チームともに均衡を破れず、0-0 で終了する。
ユベントスは53分にノンジェからのラストパスを受けたトゥリッキアがフリーでミドルシュートを放つもシュートは枠を捉えず。一方のチェゼーナも攻めあぐね、引き分けが現実味を帯びる時間帯となる。
その状況で均衡を破ったのはユベントス。79分にダミアーニの持ち上がりからアンジェレがポストプレーで落としたところに走り込んで来たトゥリッキアが左足でゴール左上に決め、ユベントスが1点を先制する。
しかし、88分にチェゼーナは左 CK をシルヴェストリが左足ボレーで合わせて折り返すとチオフィが頭で押し込み、試合終了間際に 1-1 の同点に追い付くことに成功する。
息を吹き返したチェゼーナは93分にストラマッチョーニからの縦パスを引っ掛けてショートカウンターを発動。ベルティのスルーパスを受けたコラッツァが冷静に GK との 1対1 を制して逆転に成功。
試合は土壇場の2得点で逆転に成功したチェゼーナに軍配が上がった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「私達がピッチ上で見た限りでは引き分けが公平な結果だったと思います。しかし、チェゼーナのような強いチームを相手にミスをしてしまうと即座に付け込まれてしまうのです。
試合全体を見ると、前半はチェゼーナの方が危険な存在でした。後半に入ってからは私達が改善し、リードを上手くコントロールすることができていました。
試合を損なう結果になってしまったことを残念に思います」
“引き分けになるべき試合” と言うよりも “引き分けで終わらせなければならない試合” でした。
試合終了間際にセットプレーで同点ゴールを許してしまうのは止むを得ない部分はあります。守備側が的確な対応をしたとしても、準備をした攻撃の前には後手に回ってしまうこともあるからです。
ただ、後半アディショナルタイムに CB からの縦パスを相手にインターセプトされてしまうのは「リスク管理の面で問題」です。その代償を敗戦という形で支払うことになってしまいました。
ストラマッチョーニ選手のプレー判断は反面教師としてチーム全体が活かすべきでしょう。
Bチームの次戦は4月14日(日)に予定されている 2023/24 セリエC第36節ピネート戦です。
昇格プレーオフの出場権を獲得するためには「勝点の上乗せ」が必要であり、昇格プレーオフ出場を狙うライバルを相手に良い結果を持ち帰ることができるのかに注目です。