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【試合後コメント】 2023/24 セリエA第30節 ラツィオ対ユベントス

 スタディオ・オリンピコで行われた 2023/24 セリエA第30節ラツィオ戦に 1-0 で敗れたユベントスのアッレグリ監督およびシュチェスニー選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「敗戦は非常に残念ですし、悲しいです。プラスに働いたエピソードもあれば、マイナスに働いたエピソードもあります。選手達は自分自身に自信を持たなければなりません。常に努力を惜しまない並外れたグループだからです。

 私達は仕事を継続しなければなりません。チャンピオンズリーグ出場権獲得とコッパ・イタリアという重要な目標が残っているからです。

 選手達を責めることは何もありません。私達はこの瞬間を乗り越えなければならないのです。

 前半は良い状況もあっただけに敗戦は残念です。ラツィオとはコッパ・イタリア準決勝ですぐに相対します。私達は再び頭を上げなければなりません。

 4-3-3?最近は同じシステムでプレーしています。前半の終わり際に良い時間帯がありましたし、もっと攻撃的になるべきでした。直近の試合では得点することができていませんから。

 それよりも敗戦と敗因の方に失望感を覚えています」

 

ヴォイチェフ・シュチェスニー選手:
「私達1人1人がユベントスのためにもっと貢献しなければならないと理解させる難しい時期です。私達は上手くやりたいという偉大な欲求はありますが、結果が付いて来ていません。

 私達は直近2ヶ月が十分ではなかったと認識しています。目の前の目標を達成するために私達はあらゆることをしなければなりません。

 コッパ・イタリアは私達が持ち帰ることができるトロフィーですし、チャンピオンズリーグ出場権は非常に重要です。達成できるかは私達次第です」

 




 

 1年前と同じで「打つ手なし」であることが否めません。アッレグリ監督に打開策はありませんし、監督交代に踏み切っても事態は好転しないからです。

  人件費(=報酬)
安価 ほどほど 割高
適応・
貢献度
ラビオ
【理想】
ブレメル シュチェスニー
ヴラホヴィッチ
【財務状況次第】
ガッティ ケーン キエーザ
【放出候補】
T・ウェア
【若手なら成長待ち】
ファジョーリ
【放出候補】
ポグバ
A・サンドロ
アルトゥール
【放出は不可避】

 『適応・貢献度』は監督交代でリセットできますが、ユベントスの問題である『報酬・待遇面』による分断は監督交代では清算できません。

 「1人1人がチームのためにもっと貢献しなければならない」と語りかけたところでユベントスの現状では「もっとサービス残業に励まなければならない」と言っていることと同じだからです。

 そのようなチームで団結力が失われるのは当然の結果と言わざるを得ないでしょう。

 

 “成り行き任せ” になっているチームを立て直すには「上層部からの介入」など大鉈を振る必要があります。『時間』は解決策にはならないため、ユベントスがクラブとしてどのような決断を下すのかにも注目です。