スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われた 2023/24 セリエA第27節ナポリ戦に 2-1 で敗れたユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「選手達が歩まなければならない成長のステップが存在します。バランスを失ってはなりませんし、試合を読まなければなりません。
今夜は全員が良い仕事をしました。互いに助け合う姿を見ることができて良かったです。いくつかのリスクに直面しましたが、攻撃を展開した際は危険な存在となっていました。
結果は残念ですが、改善すべき点は多く存在します。これらの試合は経験を得るために用いられていますし、非常に若い選手層でプレーしていることは良いことです。
来年は成長した選手達を発見することになるでしょう。今、私達はアタランタとの直接対決を見据えています。非常に重要な試合です」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「なりたい存在になれるのであれば、今夜のような機会でアドバンテージを取らなければなりませんでした。自分自身を恥じることは何もありません。1週間の取り組みを出し尽くしましたし、チームも監督からの要求を上手く遂行していたからです。
私達が得点していれば、違った展開になっていたでしょう。だから私はチームメイトを祝福したいと思います。
監督は非常に若い選手を連れてくるのが巧みです。偉大な仕事です。私達はこの道を継続する必要がありますし、来年からはスクデットを期待した戦いをする必要があります。
今夜の問題はゴールを決めれなかったことではありません。勝てなかったことです」
枠内シュート0本でも(オウンゴールなどで)勝つことはできますが、無得点では勝てません。これが『今節ナポリ戦での教訓』としなければならない現実です。
ナポリにボールを支配されたとは言え、「前半の35分すぎまで」と「後半の70分頃まで」は速攻が脅威となっていたことで互角に渡り合うことができていました。
ただ、それ以外の時間帯ではナポリの持ち上がりを上手く抑制できずに後退したことで劣勢に陥っていました。この部分は改善点としてテコ入れ策を模索する必要があるでしょう。
今季のチームは「人件費で見た場合の費用対効果は前年度よりも悪化」しているため、『若手の抜擢』や『来季への期待』を口にするのは時期尚早です。まずは「今季の費用対効果における帳尻合わせ」が先決です。
次節アタランタ戦で結果を出すためにどのような立て直し策を講じるのかに注目です。