ユベントスは公式サイト上で DF ディーン・ハイセン選手がローマに2024年6月30日まで期限付き移籍をすると発表いたしました。買取オプションや買取義務が付随しないシンプルな形でのレンタル移籍となります。
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ハイセン選手は2005年4月生まれの18歳。オランダ・アムステルダム出身で2021年夏にスペインのマラガからユベントスの下部組織に加入し、今季第9節ミラン戦でトップチームデビューを果たしている CB です。
ただ、今季は実質的にセリエＡだけのユベントスではトップチームで継続的な出場機会を確保することは簡単ではなく、2023/24 シーズンの後半戦は期限付き移籍で実戦経験を積むことが既定路線となっていました。
当初はスーレ選手などユベントス・Ｂチームでプレー経験のある選手が複数在籍中のフロジノーネ行きで確定していたのですが、CB 陣が野戦病院状態となっていたローマが横槍を入れることに成功。
買取オプションや買取義務が付随しないシンプルな形での期限付き移籍でローマに加入することが正式に発表されました。「この挑戦がどれだけ実りあるものにあるか」が注目点と言えるでしょう。
ちなみに、ハイセン選手はローマで一定の出場機会は “与えらえる” と思われます。
- ローマは3バックを採用中（＝ CB は3枠）
- エンディカ、ジョレンテ、マンチーニの3選手がレギュラー
- エンディカはネイションズカップで2月中旬頃まで不在
- 控え CB は負傷で高稼働率を期待できず
- スモーリング： 復帰時期が未定
- クンブラ： 2023年4月末に前十字靭帯を断裂
- カップ戦との “三足の草鞋” を履いている状態
- UEFA EL, Knock Out Round： フェイエノールト戦（2月）
- コッパ・イタリア準々決勝： ラツィオ戦（1月10日）
2024年2月まではハイセン選手にとっての「アピール機会」です。そこを過ぎるとエンディカ選手がコートジボワール代表から復帰し、コンディションが仕上がったクンブラ選手もポジション争いに参戦と予想されるからです。
したがって、出場機会を “得る” ことができるかは「ハイセン選手のパフォーマンス次第」と言えるでしょう。
期限付き移籍先にローマを選択した決断がハイセン選手にとって良い結果となることに期待です。
