NO JUVE, NO LIFE!!

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一部メディアが「ジェイドン・サンチョのユーヴェ移籍」を煽るも、実現性の乏しさで盛り上がりを欠く

 ファブリツィオ・ロマーノ氏や『トゥット・スポルト』が「ユベントスがマンチェスター・ユナイテッドのジェイドン・サンチョ選手に関心を示している」と報じています。

 ただ、ベラルディ選手などの件と同様に移籍成立の実現性は非現実的です。移籍の噂が具現化する可能性は低いと言わざるを得ないでしょう。

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 サンチョ選手は2000年3月生まれの23歳。マンチェスター・シティの下部組織出身でドルトムントで頭角を現し、2021年夏にマンチェスター・ユナイテッドに加入したイングランド代表の WG です。

 昨季(2022/23 シーズン)は公式戦41試合2432分に出場し、7得点3アシスト。今季はシーズン序盤戦にテン・ハフ監督と衝突し、現在は「トップチームから追放」されている状況です。

 だから、マンチェスター・ユナイテッドは『ユベントスとの取引』でサンチョ選手の問題を解決しようとしているのでしょう。

 

 マンチェスター・ユナイテッド視点での最善策は「サンチョ選手とキエーザ選手の交換トレード」です。

 “不良債権と化したサンチョ選手” を放出できますし、代わりの WG として “イタリア代表のキエーザ選手” を獲得できるからです。しかし、ユベントス視点では最善策ではありません。

  1. 3-5-2 を採用中なので WG のポジションが存在しない
    • イリングやユルディズなどの若手が WG でプレー可能
    • FW 陣は余剰気味
  2. “広告能力が高いキエーザ” を『交換トレード』での放出するのは愚策
    • 『現金化』を選択した方が「経営の自由度」が得られる
  3. “約半年も実戦から遠ざかっている選手” を起用する根拠が希薄

 ユベントスは FW 陣が「そもそも余剰気味」ですし、WG のポジションが存在しないシステムを採用中です。また、サンチョ選手の獲得費用を捻出しなければなりませんし、サンチョ選手は実戦から遠ざかっています。

 サンチョ選手は「これらの各種障害を乗り越えてまで獲得する必要性のない選手」でしょう。だから、一部報道の煽りになっているのです。

 

 2024年1月の移籍市場に向けて「ユベントスの補強候補」が多数報じられると予想されますが、2023年夏の移籍市場と同様に大きな動きはほとんどないはずです。まずは現所属選手がどれだけの出場機会を得るのかに注目です。