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親会社 Exor のエルカン会長:「増資は力強い将来を見据えたもの。今年は100周年であり0年でもある」

 ユベントスの親会社 Exor のエルカン会長がトリノ・ダービー前に『スカイ・イタリア』などの囲み取材に応じ、増資などに関する見解を述べていましたので概要を紹介いたします。

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ジョン・エルカン会長:
「2023/24 シーズンは私の家族とユベントスとの関係性が100周年であると同時に0年でもあるのです。

 0年と言うのはユベントスが現実的に再スタートする初年度だからです。現在進行中の仕事は増資によって堅実性が付与されるでしょう。ユベントスはピッチ内外においても強い将来を描くことができます。

 私達が知っていることはピッチ上で強ければ、ピッチ外においても強いと言うことです。

 今回の増資は将来計画を見据えたものです。重要なのはピッチ外での堅牢さとピッチ上での堅実さを伴わせることです。

 

 トリノ・ダービーには行く予定です。トリノ出身なら知っているでしょうが、ダービーは常に特別で難しい試合です。

 ユベントスにとっても非常に重要です。カンピオナートとコッパ・イタリアのすべての試合に集中しなければなりませんし、欧州のコンペティションがないのでポテンシャルを最大限に発揮しなければならないのです。

 カンピオナートはオープンですし、状況を見守りましょう。面白くなるはずですから。

 

 ポグバのドーピング陽性問題?人間的に非常に残念なことです。現在のフットボール界において最も偉大な才能のポテンシャルを有する選手の1人なのですから」

 




 

 アニェッリ前会長時代に積み重ねられた “負の遺産” を今回の増資(= 2億ユーロ)で払拭し、2023/24 シーズンを初年度とする『Re-Born 計画』が存在するような発言が行われています。

 おそらく、新たな経営指針では『健全経営』が最重要視されることになるでしょう。

 それでも「欧州トップ水準(≒ トップ10前後の第2グループ)に匹敵する予算」は用立てられるため、『予算額における費用対効果に基づく結果』で評価されることになると思われます。

 これが「ピッチ上での強さ」を要求するも「(スクデットなど)タイトル奪還」を注文していない理由でしょう。従来だと上層部から「勝利」が厳命されていたはずだからです。

 

 経営基盤が揺らぐと「チーム強化」どころではなくなってしまいます。その反省を活かして常勝軍団となるためのチーム作りが結実するのかに注目です。