雨のマペイ・スタジアムで行われた 2023/24 セリエA第5節サッスオーロ戦に 4-2 で敗れたユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「この敗戦から学ばなければなりません。私が常に言及しているように私達は “フェノーメノ” だったのではありませんし、この試合後に萎んだ訳でもありません。
メンタル的な軽さはありました。この点の改善をする必要があります。今日は重要な勝点を落としたからです。
序盤から立て続けに決定機を作りましたが、先手を取ることはできませんでした。それから最初の決定機で相手に先行され、代償を支払うことになったのです。
私の素晴らしい選手たちが持つ強みを弱みは知っています。今日の試合は危険でした。気落ちしている余裕はありません。火曜日にも試合があるからです。
ヴラホヴィッチ?重要な決定機を何度か手にしていました。それを決め切ることができなかったのです。しかし、チーム全体のレベルが私達が期待していた水準でなかったことも事実です。
サッスオーロは試合を分断してくるチームですし、こうした状況に対する私達の準備ができていなかったことが分かったのは収穫です」
ダニーロ選手:
「こうした試合は教訓になるでしょう。カンピオナートは長丁場ですし、私達は前年度王者でもなければ落ちぶれた訳でもありません。私達は仕事を続け、改善を日々試みるだけです。
今日はメンタル的なミスをしました。私達は若いチームであり、経験のある選手は若手をサポートしなければなりません。難しい夜でしたし、責任を共有しなければならないのです。
勝つ時は共に勝利します。今日のような時は尚更団結しなければならないのです。火曜日に向けて頭を切り替えます」
“敗戦を喫する主な理由” が全部乗せになったような試合でした。
- 対戦相手の実力を軽視したことによる準備不足
- “経験豊富な選手の軽率なミス” でチームが浮き足立つ
- (挽回を試みるも)若い選手を中心にした攻撃が空回り
1つだけなら、勝点を持ち帰るチャンスはあったでしょう。ただ、3つも重なってしまっては勝点を得ることは非現実的です。
人数をかけて攻勢に転じたサッスオーロへのチームとして対処策は皆無同然でカウンターはほぼ完結されていましたし、シュチェスニー選手のファンブルで出鼻を挫かれた影響も軽微では済みませんでした。
これらの点に関してはアッレグリ監督やベテラン選手が火曜日のレッチェ戦で先頭に立って挽回するしかないでしょう。今節サッスオーロ戦を教訓にできるかは今後の2試合で問われることになると思われます。