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【試合後コメント】 2021/22 セリエA第10節 ユベントス対サッスオーロ

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2021/22 セリエA第10節サッスオーロ戦に 1-2 で敗れたユベントスのアッレグリ監督による試合後コメントを紹介いたします。選手のコメントはありません。

画像:トゥット・スポルトの一面(2021年10月28日付)
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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「チームは前半でリードを得ることができましたが、残り2分のところでサッスオーロに1点目を許しました。私達は守備の面で軽すぎました。

 同点に追い付いた後は秩序を失い、失点の恐れがある機会が何度かありました。その1つを相手に利用されてしまった最後の数秒です。

 私達は実装のフェーズにおいて改善する必要があります。毎節1得点では不十分だからです。常に攻守両面においてバランスが必要です。

 この敗戦は私達を反省させるものではなければなりません。注意力を下げる余裕はありませんし、私達がしていることよりもはるかに多くのことをしなければならないからです。

 チーム全体の精神的な成長が重要です。また、結果はすぐに後ろに置きます。土曜日の午後には別の難しい試合が待ち構えているからです」

 

 




 

 以前にアッレグリ監督が “ピサの斜塔” と評した問題点が噴出した試合となりました。

 1つは「攻撃が右サイド偏重」になることです。これはチームごとの特徴ですが、ユベントスの場合はディバラ選手が右サイドに流れがちで “蓋” をしてしまう弊害があります。

 サッスオーロ戦では右サイド(のライン際)にディバラ選手が陣取ったことで『縦への突破力』が持ち味であるキエーザ選手やマッケニー選手の進行が妨げられる場面がありました。「交通整理が必要な状況」と言えるでしょう。

 もう1つは「左サイドでの守備の強度不足」です。ラビオ選手とA・サンドロ選手が空けたスペースをサッスオーロの攻撃陣に「斜めの動きで中央に進出するためのスタート地点」として利用され続けました。

 今節は「(守備力のある)デ・シリオ選手の起用」で乗り切ろうとしましたが、前半での負傷交代でプランが崩れてしまいました。守備時のバランスが悪いことは否定できないため、この点は早急に改善しなければなりません。

 

 選手層の偏りもありますし、若手選手中心の現状は劣勢時に気落ちしたプレーとして現れがちです。首位ミランとの勝点差が13にまで拡大しただけに彼らがメンタル的な強さを体得することができるのかにも注目です。