2023/24 セリエC第5節が行われ、アウェイでアンコナと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)はチェッリ選手のゴールが決勝点になり、1-2 で勝利しました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 30: ダッファラ |
DF | 2: サヴォナ 31: スティヴァネッロ 5: ムハレモヴィッチ (C) |
MF | 14: ムラッツィ 15: コメネンシア 29: サリフォ 32: トゥリッキア 10: ユルディズ(→ 33' st. 8: ノンジェ) |
FW | 17: ジェッラ(→ 33' st. 11: ムバングラ) 9: チェッリ(→ 38' st. 23: マンチーニ) |
ブランビッラ監督は 3-4-1-2 を選択。3バックにはサヴォナ選手とスティヴァネッロ選手が先発に復帰し、ユルディズ選手をトップ下に配置。前線はジェッラ選手とチェッリ選手の2トップで臨みます。
立ち上がりにチャンスを作ったのはユベントス。2分にユルディズのスルーパスに反応して抜け出したトゥリッキアが枠内シュートを放つが、これは GK 正面でゴールとはならず。
対するアンコナはロングカウンターで応戦。18分に左サイドを抜け出すと最後はサコが左足出会わせるもシュートは枠の右へと外れてしまう。
スコアが動いたのは38分。サリフォのボールチェックでこぼれ球を生じさせると、そのボールを回収したユルディズがそのまま持ち上がって右足でのミドルシュートを決めて先制に成功する。
しかし、アンコナは42分に左サイドの深い位置から入れたクロスにサヴォナとスティヴァネッロの間を強引にこじ開けたスパニョーリが右足アウトサイドで合わせ、1-1 の同点に追い付いて前半を折り返す。
後半で先に惜しい場面を作ったのはアンコナ。54分に左 CK からクリストファーセンの高い打点でのヘディングシュートを枠内に飛んだが、ムラッツィがライン上でクリア、ユベントスは肝を冷やす。
押し込みアンコナは65分にスルーパスに反応したクリストファーセンがシュートを放つも、GK ダッファラの飛び出しに阻まれて逆転とはならず。
ユベントスはこのプレーでのクリアボールを跳ね返されたところをユルディズが回収し、最前線のチェッリに向けてスルーパス。並走するコメネンシアとムラッツィを横目にチェッリが左足のシュートでゴールを揺らし、ユベントスが勝ち越しに成功する。
追いすがるアンコナは77分に右サイドからのロングフィードにクリストファーセンがダイビングヘッド。しかし、GK ダッファラがシュートを身体に当ててゴールを死守。
その後も集中力を切らさなかったユベントスが最後まで守り切り、試合は 1-2 で終了。ユベントスが今季初勝利を手にした。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「前半はアンコナよりも良いスタートが切れました。私達はリードを持って前半を終えるに値します。
後半はアンコナが強さを増し、私達は自分自身を守らなければなりませんでした。セットプレーでは私達も攻勢に転じていましたし、選手たちは試合の瞬間を明確に上手くコントロールしていました。
ペスカーラ戦など私達は前半だけでミスをした3試合から来ています。リミニ戦と SPAL 戦では少なくとも勝点1を得るべき内容でしたし、今日は少しの幸運にも恵まれました。アンコナが決定機を活かし切ることができなかったからです。
勝点3は重要ですし、私達に士気と強さを与えてくれるでしょう。チームはあまり成熟していませんが、これは普通のことです。この勝利が私達に自信をもたらしてくれるでしょうし、私達は進むべき道を知っています。
今季のグループBはグループAよりも難しいと思いますし、アウェイではより高いカテゴリーのスタジアムやチームとプレーすることになると認識しています。
ユルディズ?素晴らしいです。彼はプレーをする必要がありますし、常に正しい頭脳を持ち、偉大なクオリティーを発揮しています」
試合としては1得点1アシストで最初から最後まで攻撃面での存在感を発揮し続けたユルディズ選手が輝いた試合でした。
アンコナの決定力不足に助けられてビハインドにならなかったことも事実ですが、シーズン初勝利を手にしたことは自信になるでしょう。落ち着いた状態で次戦を迎えることができるからです。
今後の試合で勝点をコンスタントに積み重ねるためには「フィジカル面での優位性を活かした強引な突破を試みる相手選手への対処」が必要となりますし、特に最終ラインの選手で顕著になるでしょう。
Bチームの次戦は9月27日(水)に予定されている 2023/24 セリエC第2節レカナテーゼ戦です。
国際Aマッチデーの関係で延期となっていた試合であり、今節のアンコナ戦で手にした結果を継続することが期待されます。良い内容の試合でBチームが結果を持ち帰ることができるのかに注目です。