2023/24 セリエC第1節が行われ、アウェイでペスカーラと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は前半の3失点が響き、3-1 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 31: スティヴァネッロ(→ 32' st. 33: ペロッティ) 4: ハイセン 5: ムハレモヴィッチ (C) |
MF | 14: ムラッツィ 6: マレッサ(→ 23' st. 8: ノンジェ) 26: ダミアーニ 7: ハサ(→ 23' st. 15: コメネンシア) 32: トゥリッキア |
FW | 11: ムバングラ(→ 27' st. 9: チェッリ) 17: ジェッラ |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。ムラングラ選手と新加入の OA 枠ジェッラ選手が2トップを組み、DF 陣にはハイセン選手とムハレモヴィッチ選手が入る布陣で試合に臨みます。
先手を取ったのはホームのペスカーラ。11分にドリブルで持ち上がろうとしたハイセンからボール奪取すると、ラストパスを受けたフリーのクッポーネがゴール右下にシュートを流し込んで先制に成功する。
流れを渡したくないユベントスだったが、33分にトニョフのスルーパスに反応したアッコルネーロが右足でシュートを突き刺してペスカーラのリードは2点に拡大する。
勢いに乗ったペスカーラは42分に左サイドからのクロスからクッポーネが反転ターンでハイセンのマークを外して3点目を奪取。前半だけで 3-0 と地力の差を見せ付けて勝利を大きく手繰り寄せる。
後半も50分にトニョフのミドルシュートが枠を捉えるなどペスカーラの主導権は変わらない。
それでもユベントスは54分にムラッツィが入れたクロスをスティヴァネッロがペナルティーエリア内から再度クロスを入れ直し、最後はジェッラがヘディングで合わせて1点を返すことに成功する。
ジェッラは75分に左サイドからのクロスに合わせてニアに飛び込んだが、GK プリッツァーリの牙城を再度崩すことはできず。
結局、試合はこのまま 3-1 で終了。前半の3得点で優位性を確保したホームのペスカーラに軍配が上がった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「いくつかの個々のミスがあって私達は大きな代償を支払うことになりました。ペスカーラはほとんどのチャンスを決め切っていました。彼らは強く、オフェンシブなチームです。積極的な試合をプレーし、組織立っていました。
ペスカーラはスペースを活用していましたし、彼らのクオリティーは理解しています。そして強くてフィジカルのある FW 陣がいました。
エリア内でのいくつかの状況は軽率だったと思います。それが試合を厳しい展開にしてしまいました。ただ、そうした状況下であっても後半に追い縋ろうとしたことは良かったです。
3-2 へと迫る危険な状況を作り出していましたし、同時に正確性を欠いてしまったことも事実です。私達の選手は重要な将来を持っていますが、彼らは成長しなければなりません。
やるべきことはたくさんあります。今夜の試合で目撃したポジティブなことから始めましょう。時間は私達の味方ですし、私達は若手選手たちと共に成長する手助けをするためにここにいるのです」
グループBで優勝候補の一角であるペスカーラに敗戦を喫した結果は「織り込み済み」でしょう。ただ、敗れるにしても「軽率と見なされてしまうミスで失点したこと」は残念でした。
今節で言うとハイセン選手に最も多くの反省点がありました。
1失点目は「ドリブルでの持ち上がり」でボールロストをしてしまい、3失点目は「クロス対応で相手 CF に身体でブロックされてマークを外される」など上位カテゴリーで信頼されるために克服しなければならない課題が突き付けられたからです。
ブランビッラ監督は「若手選手たちの成長を手助けするために自分たちはいる」とのコメントを残しているため、ペスカーラ戦での敗戦を上手く払拭できるかがポイントになるでしょう。
Bチームの次戦は国際Aマッチデー明けの9月15日(金)に予定されているセリエC第3節リミニ戦です。
ペスカーラよりは少し地力が落ちる相手ではあるものの、難しいアウェイ戦で 2023/24 シーズンの初勝利を手にすることができるのかに注目です。