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ルカクとヴラホヴィッチの交換トレードを煽ったガゼッタ紙とスカイ・イタリアが “撤退” を開始

 スカイ・イタリア』と『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が「チェルシーはルカクとヴラホヴィッチの交換トレードをもう望んではない」との記事を配信しています。

 両メディアは『交換トレード』に関する報道を積極的に行ってきた経緯があるため、“店じまい” の様相を呈していると言えるでしょう。

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 イタリアの一部メディアが積極的に報じてきた『ヴラホヴィッチとルカクの交換トレード』ですが、“拒否権を持つ当事者の1人” であるヴラホヴィッチ選手の意向(や動向)は全く報じられませんでした。

  • クラブ: 交換トレードに前向き
    • チェルシー: ルカク+移籍金2500万ユーロ
    • ユベントス: ルカク+移籍金4000万ユーロ
  • 選手:
    • ルカク: ユベントスと個人合意
    • ヴラホヴィッチ: 去就に関する報道なし

 ヴラホヴィッチ選手の意向は『交渉のカード』になり得ます。「ヴラホヴィッチは移籍に前向きなのだから交渉成立のために “ユベントスが” 譲歩すべき」などの圧力をかけられるからです。

 しかし、そうした報道はイタリアメディア(やヴラホヴィッチ選手の母国である)セルビア)からはありませんでした。

 

 “拒否権を持つ当事者である選手” を蚊帳の外に置いた状態でクラブ間の移籍交渉を妥結させたとしても、『拒否権』を発動されてしまうとクラブ間交渉の苦労は水泡に帰することになります。

 また、今のユベントスに “クラブ間交渉が妥結した移籍を拒む高給取りの選手” を構想外にして飼い殺しにするだけの経済的な余裕はありません。

 マスコミには「ユベントスの今夏の移籍市場での目玉補強に関する記事」で生計を立てなければならない切実な事情がありますが、目玉補強になり得るのが『交換トレードでのルカク加入』ぐらいしか見当たらなかったのが遠因になったと思われます。

 

 ユベントスはヴラホヴィッチの移籍が “内定” しない限り、後任の FW を獲得することが経済的にも戦力的にもできない状況でした。イタリアメディアが憶測で先走った記事を出していたことが実情でしょう。

 今夏の移籍市場が閉まるまで FW 陣以外のポジションでクラブが置かれている立場を無視した記事が出たとしても不思議ではありません。