ユベントスは公式サイト上でディ・マリア選手が契約満了で退団すると発表いたしました。ピッチ外での出来事で良い形で送り出せなかったことが悔やまれます。
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ディ・マリア選手は1988年2月生まれの35歳。PSG からフリーで2022年夏に1年契約で加入し、以下の成績を残しました。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2022/23 (出場時間率:44.3%) |
セリエA | 26 (15) | 4 (4) | 1364' |
UEFA CL | 3 (2) | (3) | 146' | |
UEFA EL | 7 (7) | 4 | 555' | |
イタリア杯 | 4 (2) | 0 | 183' | |
合計 | 40 (26) | 8 (7) | 2248' | |
全試合 | 56 | ー | 5070' |
当初は「2022年カタールW杯に向けた実戦調整」との見立てが優勢であり、シーズン序盤戦はコンディション不良や報復行為での一発退場など良い印象は持たれていなかったでしょう。
ただ、アルゼンチン代表でのカタールW杯優勝が新たなモチベーションとなり、ユベントスがヨーロッパリーグで準決勝まで勝ち進めたのはディ・マリア選手の功績であることは明らかです。
同時期は不正会計疑惑でプレーに集中することが困難だったにも関わらず、チームを牽引してくれた功労者を送り出すセレモニーを満足に行えなかったことが悔やまれます。
2023/24 シーズンもディ・マリア選手がチームに留まるには『選手自身のパフォーマンス』と『クラブの財政状況』が絡むことは獲得時点で自明だった訳ですし、1年契約で合意した時点で「1シーズンでの退団」は想定されたことです。
したがって、ディ・マリア選手が “一時的に担ってくれていた役割” を若手選手たちが上手く引き継ぐことができるかが 2023/24 シーズン以降の注目点になるでしょう。
ディ・マリア選手は古巣であるベンフィカへの復帰が噂されています。残りの選手キャリアが素晴らしいものになる幸運がディ・マリア選手に訪れることを願いたいと思います。