UEFA は公式サイト上で 2022/23 UEFA ヨーロッパリーグ準々決勝・ファーストレグを担当する審判団を発表いたしました。ユベントス対スポルティング戦の主審はトルコのハリル・ウムト・メラー(Halil Umut Meler)氏です。
トルコ・イズミル出身のメラー氏は1986年8月生まれの36歳。2018/19 シーズンにヨーロッパリーグでの主審デビューを果たし、2020/21 シーズンからはチャンピオンズリーグでも笛を吹いています。
ユベントスのトップチームがメラー氏が主審を務めた試合をプレーするのは初のこと。
その一方でプリマヴェーラは 2018/19 シーズンと 2019/20 シーズンのユースリーグで1試合ずつメラー氏が主審を担当しており、ファジョーリ、ミレッティ、バッレネチェアの3選手はプレー経験があります。
ちなみに、スポルティングは 2021/22 シーズンのチャンピオンズリーグ・ラウンド16のマンチェスター・シティ戦(セカンドレグ)を担当した主審がメラー氏でした。
ファーストレグでアウェイのマンチェスター・シティが 0-5 と圧勝した結果を受けてのセカンドレグでしたから、0-0 の結果や判定基準はあまり参考にはならないでしょう。
なお、メラー氏とともに試合を担当する副審はムスタファ・エイソイ(Mustafa Eyisoy)氏とケレム・エルソイ(Kerem Ersoy)氏。第4審判はアルダ・カルデシェラー(Arda Kardeşler)氏。
VAR はジェローム・ブリザール(Jérôme Brisard)氏、副 VAR はアブドゥルカディル・ビティゲン(Abdulkadir Bitigen)氏が担当すると発表されています。
“イスタンブール・ダービー” を担当する審判団ですから、判定に文句を付けて心象を悪くするのは避けたいところです。ある程度の肉弾戦は容認されるものの露骨なプレーはファールやカードの対象となると予想されます。
ファーストレグをホームで戦うユベントスは先勝してセカンドレグを迎えたいところです。
公式戦は2試合連続で未勝利となっており、流れを変える上でも「良いメンタル面で試合に入ることができるか」がポイントになるはずです。アッレグリ監督がどのような準備をしてスポルティング戦を迎えるのかに注目です。