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【試合後コメント】 2022/23 UEFA ヨーロッパリーグ・ラウンド16 フライブルク対ユベントス

 オイローパ=パルク・シュタディオンで行われた 2022/23 UEFA ヨーロッパリーグ・ラウンド16のフライブルク戦に 0-2 で勝利したユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「最も重要なことはラウンドを突破することであり、私達は良い前半をプレーしました。しかし、数的優位を手にしたのですからより良い選択をしなければなりません。

 ボールを上手く管理して相手を自陣内に封じ込める必要がありましたが、集中力を欠いたために困難な状況を自ら作り出してしまいました。

 相手は10人になっても特に変更はなく、クロスを上げて来ました。一方で私達はそうした状況に陥らないようボールを保持し、ゴールを狙うアクションが重要だったのです。それができていませんでした。

 心理的な観点では満足していますが、私はチームのパフォーマンスを見なければならないのです。私達は改善しなければなりません。後半にミスはできなかったですし、良いことではないからです。

 ヴラホヴィッチとキエーザの2人が心身ともに充実しているのは良いサインです。しかし、後半のパフォーマンスに目を向けなければなりません。

 私は改善しなければならないと思います。あまりに多くのチャンスを相手に許したことで大きなリスクが生じていたからです。これは起きてはならないことです」

 

フェデリコ・キエーザ選手:
「ゴールは1度目の失敗から学びました。1回目は強く蹴ったのですが、2回目は地を這うシュートにしようと思いました。

 ティフォージへの謝罪?そうです。私はチームやクラブを助けたいと思っていますし、過去2年はそれができませんでした。今はまだベストではないですし、1月に再スタートを切ったばかりで問題も抱えています。

 それでも最善を尽くしたいのです。ハードワークしていますし、お詫びはそうしたものです。私はプレーしたいですし、ティフォージに歓喜を与えたいのですから。

 父も現役時代に大きな怪我をしています。復帰までに大きな障害がありますし、復帰後の道も平坦ではありません。だからこそ冷静にならなければいけないのです。

 ドゥシャン?何でもできる偉大な選手です。いつも話していますし、チームとチームメイトのために私達はベストを尽くしたいと思っています」

 




 

 “退場で1人少なくなったフライブルク” を相手に2戦合計で2点のリードをして迎えた後半でユベントスが見せたプレー内容に「改善の余地が大いにある」との指摘が出るのは当然でしょう。

 しかし、ピッチ上に立っていた選手と現実的に投入が可能だった選手を考えると止むを得ない部分もありました。

 相手を自陣内に押し込むには「ショートパスのパス交換で前進すること」が効果的であり、『中盤 MF 陣へのサポート』や『DF と MF 間でパスを引き出すこと』がポイントになります。

 ヴラホヴィッチ、ケーン、キエーザの3選手は『相手 DF を背負ったポストプレー』や『裏抜け』を得意とする選手です。実際のシステムは 3-5-2 ではなく 3-5-0-2 に近かったのですから、「ポゼッションを要求するのは少し酷」と言わざるを得ません。

 今後は「ヴラホヴィッチ選手とキエーザ選手が同時に出場している際にショートパスのパス交換で前進して相手を自陣内に押し込んで時間を経過させること」もテーマになるでしょう。

 

 今週末の19日(日)にはセリエA第27節インテル戦が控えています。中2日で迎える大一番ですからコンディションが極めて重要になるでしょう。アッレグリ監督がどのような準備をしてイタリア・ダービーに臨むのかに注目です。