アリアンツ・スタジアムで行われたユベントス対リエカの親善試合はケーン選手のゴールでユベントスが 1-0 で勝利しました。
試合に先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。
Juventus FC [3-5-2] |
HNK Rijeka [4-3-3] |
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GK | 1: シュチェスニー | 1: ラブロヴィッチ (C) |
DF | 15: ガッティ 51: リッチオ 50: ハイセン |
32: プルスカロ 5: ガレシック 66: ディラヴェル 12: ヴクチェヴィッチ |
MF | 30: スーレ 8: マッケニー 5: ロカテッリ 44: ファジョーリ 17: コスティッチ |
8: リベル 29: バビッチ 18: セラヒ |
FW | 14: ミリク 18: ケーン |
11: アンペム 24: フライガン 44: マリン |
ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。アーセナルとの親善試合からはシュチェスニー、マッケニー、コスティッチ、ミリクの4選手が新たに先発する顔ぶれで試合に臨みます。
対するリエカのヤキロヴィッチ監督は 4-3-3 を選択。こちらはポストプレーが期待できるフライガン選手を CF に配置し、両翼からアンペム選手とマリン選手がサポートする布陣で試合に臨みます。
最初に決定機を得たのはリエカ。8分に抜け出したアンペムが決定的なシュートを放つもシュチェスニーがストップ。こぼれ球を狙ったフライガンのシュートはロカテッリがライン上で辛くもクリアに成功する。
ユベントスは14分に右サイドでボールを受けたスーレがサイドチェンジと見せかけてミリクとのワンツーを選択。リターンパスから巻いたシュートで狙うもボールは枠のわずかに左に外れてしまう。
23分にはコスティッチからのクロスに反応したケーンがゴール前でフリーとなったが、シュートはクロスバーの上。32分にはコスティッチのクロスにケーンが今度はヘディングで合わせるもシュートは枠の右。
結局、前半は両チームが実力と同程度の決定機を手にするも均衡は破れず。0-0 で終了する。
アッレグリ監督は後半開始と同時に選手交代を実施。ユベントスの選手は以下の顔ぶれとなる。
- GK: ペリン (In)
- DF: ガッティ、リッチオ、ハイセン
- WB: アケ (In)、イリング (In)
- MF: バッレネチェア (In)、ロカテッリ、ミレッティ (In)
- FW: スーレ、ケーン
ユベントスは52分に左サイドで FK を獲得すると、ミレッティが入れたクロスにリッチオがヘディングシュート。しかし、シュートは枠を捕らえない。
対するリエカはパシオが相手陣内の高い位置でのボール奪取から持ち上がってミドルシュートも PK ペリンが横っ飛びセーブで応戦。両チームとも均衡が破れない時間が続く。
試合が動いたのは74分。ユベントスは右サイドでイリングがボールを引っ掛けると、アケが素早く中央にクロス。このボールに反応したケーンがシュートを GK に当てながらも押し込んでユベントスが均衡を破ることに成功する。
リエカは80分に左 CK が抜けたところをファーサイドで余っていたハリロヴィッチが左足でシュート。しかし、これはリッチオが左足でストップし、ゴールとはならず。
結局、試合はこのまま 1-0 で終了。後半のケーンのゴールを守り切ったユベントスが辛くも勝利した。
ケーン選手のゴールで勝利したものの、「ケーン選手には『明確な課題』が示された親善試合になった」と言えるでしょう。
現在のユベントスは「コスティッチ選手からのクロス」が得点パターンとなっており、前半に訪れた2度の得点機で「フリーの状態でシュートをどちらも枠外に飛ばしてしまった」ことはマイナス評価になってしまうからです。
相手 DF のマークを外せていることはプラス要素ですし、そのアドバンテージを得点に結び付けることができれば評価は必然的に高まります。それが今季後半戦でのテーマとなるでしょう。
年末に行われるスタンダール・リエージュとの親善試合でチームの最終調整が良い方向に進んでいると示されることに期待です。