『トゥット・スポルト』によりますと、人員整理が必要となっているユベントスの中盤 MF でロヴェッラ選手が期限付き移籍で放出されるとのことです。ただ、その判断を現時点で下すのは拙速と言わざるを得ないでしょう。
2022年7月29日時点でユベントスが保有権を持つ中盤 MF の選手は下表のとおりです。
中盤3枚 | ダブルボランチ | ||||
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L | C | R | 4番 | 8番 | |
ポグバ(29) | 10番 | ||||
ラビオ(27) | 8番 | 〇 | |||
アルトゥール(25) | △ | △ | △ | ||
ザカリア(25) | 8番 | 〇 | |||
ロカテッリ(24) | 〇 | △ | 〇 | 〇 | |
マッケニー(23) | 8番 | 8番 | 〇 | ||
中盤3枚 | ダブルボランチ | ||||
L | C | R | 4番 | 8番 | |
ファジョーリ(21) | △ | ||||
ロヴェッラ(20) | 〇 | ||||
ミレッティ(18) |
トップチーム登録が6名、若手有望株が3名となっています。トップチーム登録の選手数を考えると「若手有望株は2人」になるでしょう。だから、どの選手がチームを離れるかが注目点になっているのです。
トゥット紙は現地28日の記事で「ロヴェッラが期限付き移籍で出発」と報じていますが、現時点で “この判断” は下されていないと思われます。理由は「ポグバ選手の負傷で中盤 MF 陣が枚数不足に陥る可能性があるから」です。
アルトゥール選手は構想外になっていますし、ラビオ選手は母のヴェロニク氏がフランス復帰に向けて “暗躍中” です。
負傷と移籍でトップチーム登録の MF が 3〜4 人になる恐れがあるにも関わらず、この時点で「ロヴェッラ選手の期限付き移籍での放出」を決定するのは時期尚早と言わざるを得ません。
最終的に「ロヴェッラ選手の期限付き移籍での放出」が決定することはあるにしても北米プレシーズンツアーやアトレティコ戦でのパフォーマンスを評価してから判断が下されることになるでしょう。
ロヴェッラ選手はブロゾヴィッチ選手(インテル)を彷彿とさせるゲームメイクを見せているだけにレジスタとしての経験不足を補えるかがポイントになるでしょう。ロヴェッラ選手の去就がどうなるのかに注目です。