NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

Bチーム: 後半の打ち合いを制して、レニャーゴを 3-2 で下す

 2021/22 セリエC第38節が行われ、ホームにレニャーゴを迎えたユベントス・Bチーム(= U-23)は先制を許すも試合終盤の2得点で逆転に成功し、3-2 で最終戦を締めくくりました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

PR

 

表:出場選手一覧(2021/22 セリエC第38節 レニャーゴ戦)
  選手名
GK 1: イスラエル
DF 4: リッチオ
30: ボロカ(→ 39' st. 5: デ・ウィンター)
15: ベルドゥチ(→ 19' st. 26: バルビエリ)
MF 16: セルサンティ(→ 39' st. 45: リパーリ)
19: パルンボ(→ 19' st. 27: クドリッジ)
8: レオネ (C)
6: アンツォリン
14: コンパニョン
20: イオコラーノ(→ 19' st. 10: スーレ)
FW 9: ダ・グラサ

 ザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。ユースリーグに帯同した選手やトップチームに招集されたズエッリ選手が起用できないため、最終ラインを1枚削った3バックで試合に臨みます。

 

 最初に惜しい場面を作り出したのはユベントス。11分にサイドチェンジのパスを受けたアンツォリンが左サイドから仕掛けてクロスを入れるも、中央に詰めたコンパニョンのトラップが流れてシュートには持ち込めず。

 対するレニャーゴは17分に右 CK の混戦からスガルビが狙うも混戦すぎてユベントス守備陣を直撃。この跳ね返りを回収して今度は左サイドからクロスを送るが、これは長身のガスパレットも枠には飛ばせない。

 ユベントスは左サイドのイオコラーノを中心にクロスで得点を感じさせる場面を作り出したものの前半はスコアが動かず 0-0 で折り返すこととなる。

 試合が動いたのは57分。レニャーゴはスガルビがドリブルで中央を突破すると右前方にいたコンティーニにラストパス。ペナルティーエリア内で縦に持ち出したコンティーニが右足シュートをゴール左下に決め、レニャーゴが先制する。

 ところが、レニャートは61分にロッロがファールによるイエローカードを立て続けに提示されて退場となり、1人少ない窮地に陥ってしまう。

 するとユベントスは63分にパルンボからのパスを受けたアンツォリンのクロスにコンパニョンが左足ボレーで合わせ、スコアを 1-1 の同点に戻すことに成功する。

 一気に試合に逆転したいユベントスはレオネにスルーパスに反応したクドリッジが狙うも GK コルビがブロック。跳ね返りを回収したアンツォリンのクロスをスーレが合わせるも枠の左へと外してしまう。

 そうなると流れはレニャーゴへ。71分にクロスのポジション争いで遅れを取ったバルビエリがコンティーニを倒してしまい、ユベントスは PK を献上してしまう。これをコンティーニが自らゴール右に決め、1人少ないレニャーゴが勝ち越しに成功する。

 追い込まれたユベントスは86分にコンパニョンが右サイドから直線的な斜めのクロスを送ると逆サイドからゴール前に詰めたクドリッジが右足でのトラップからボレーシュートを突き刺し、土壇場で 2-2 の同点に追い付く。

 90分にはレオネの縦パスをライン間で引き出したリパーリからのスルーパスに反応したダ・グラサが左足で流し込み、ユベントスは試合終了間際に逆転に成功する。

 残り時間でレニャーゴに同点に追い付くだけの力は残されておらず、試合は 3-2 で終了。終盤の2ゴールで逆転に成功したユベントスがレギュラーシーズンの最終戦を勝利で締めくくった。

 

 なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。

ランベルト・ザウリ監督:
「今日の勝利は非常にハッピーです。クラブの勝点記録を更新できましたから。シーズン全体を見返しますと、もう少し上の順位で終えることができたという後悔はあります。

 ですが、今は過去を振り返っている時間はありません。プレーオフ1回戦でピアチェンツァを迎えることになるからです。

 このカンピオナートが拮抗していたのはポジティブです。多くの選手たちが役割を持ってプレーし、グループ全体の成長がコンスタントに行われることでシーズン序盤に設定した目標が達成されたからです。

 このチームは技術的な強みを持つ選手たちで構成され、彼らは重要なメンタルを持ち、正しく謙虚な姿勢で成長して多くの満足感を獲得し続けることができるチームです」

 




 

 レニャーゴ戦だけに限りますと「辛勝」となるでしょう。最下位のチームに先行を有し、1人少なくなった相手に再び勝ち越されるなど手放しで称賛するには程遠い内容だったからです。

 しかし、試合終盤に意地を見せて逆転勝利に持ち込んだことは収穫と言えるでしょう。

 また、チーム成績として15勝9分14敗で勝点54を獲得。これまでの最多勝点は昨シーズンの52でしたから成長を続けていると評されるべき数値です。来季は勝点60の大台に乗せることが「チームとしての目標」になると思われます。

 

 レギュラーシーズンを8位で終えたBチームは5月1日(日)にピアチェンツァをホームに迎えてのセリエB昇格プレーオフ1回戦を戦います。一発勝負の試合でどこまで勝ち上がれるのかにも注目です。