4月16日に開催されたセリエA第33節ボローニャ戦でアリアンツ・スタジアムに顔を見せたデル・ピエロ氏が『スカイ・イタリア』で「ユベントスの会長就任の噂を否定」していましたので概要を紹介いたします。
アレッサンドロ・デル・ピエロ氏:
「素晴らしい瞬間で非常に感動的でした。10年前と同じです。今回のことを説明するのは難しいです。多くの感情が入り混じっていますし、何が大きいのかを理解することは簡単ではないからです。
しかし、間違いなく大きな喜びでした。
スタジアムを訪れる予定はなかったです。誰も知らなかったという意味で何も準備はありませんでしたし、その方が良かったですね。私の方にもティフォージの方にも10年前と同様に自発性があったからです。
ユベントスと私の19年に渡る関係で起きたことに対し、ティフォージとの間には特別な絆があります。ユベントスのティフォージに感謝したいと言っても、これは美辞麗句ではありません。
この関係は素晴らしいものです。午後に彼らが自発的に見せてくれた愛情は嬉しかったです。決して消すことのできない、決して終わることのない関係です。
10年ぶりに戻ったのは単なる偶然です。きっかけが特にありませんでした。今回はロサンゼルスにあるアカデミーの選手たちの遠征に同行し、コンタクトを取ったからです。
選手たちを試合観戦に連れて行き、私もその中に加わっていました。
そこでユーヴェからティフォージに挨拶して欲しいと頼まれたのです。喜んで提案を引き受けましたよ。このスタジアムでプレーしたのは1年だけでしたが、非常に特別で美しい1年でした。戻って来れたのは嬉しいことです。
アリバベーネが上手く説明してくれていますが、私がスタジアムに戻って来ることに下心はありません。アカデミーの選手たちと一緒にスタジアムにいたのですから。
そこから私も驚く噂が流れました。ラポ・エルカンとは1週間前にリスボンで会いましたが、彼とは過去に何度も会っています。ロンドンでのチェルシー対ユベントス戦を観戦しましたし、そこで旧交を温めています。
なので噂には驚きました。何もないからです。秘密裏の会合などは行われていません。
試合後にアニェッリ会長、ネドベド、数多くの元チームメイトと挨拶をしました。このような機会を持つことができて本当に嬉しいです。この美しい関係を続けたいです。
現時点で存在しない仮説へのコメントをすることは不適切です。私とユベントスの関係は何が起きても素晴らしいままです。それにスカイ・イタリアのためにもできないことですから」