2021/22 セリエC第23節が行われ、プロ・ヴェルチェッリのホームに乗り込んだユベントス・Bチーム(= U-23)は前半に2失点を許し、試合は 0-2 で敗れました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 2: レオ(→ 27' st. 26: バルビエリ) 5: デ・ウィンター 13: ポーリ(→ 27' st. 4: リッチオ) 6: アンツォリン |
MF | 16: セルサンティ(→ 38' pt. 7: セクロフ) 17: ズエッリ(→ 27' st. 19: パルンボ) 21: ミレッティ |
FW | 10: スーレ 11: ブリヘンティ (C) 20: イオコラーノ(→ 27' st. 42: チェッリ) |
ザウリ監督は 4-3-3 を選択。ポーリ選手とデ・ウィンター選手が CB のコンビを組み、前線はスーレ選手とオーバーエイジ枠で新加入したイオコラーノ選手が両翼に入る3トップで試合に臨みます。
試合はヴェルチェッリが主導権を握る。まずは6分に左サイドからビターレがクロスを送ると逆サイドでコミがジャンピングボレーで合わせ、ホームのヴェルチェッリが先制に成功する。
ヴェルチェッリは8分にもデッラ・モルテが左サイドを突破すると、クロスにブニーノが今度はニアで合わせて GK イスラエルを破り2点目を奪取。開始10分足らずでヴェルチェッリのリードは2点に拡大する。
一方のユベントスは22分にイオコラーノが左サイドから入れたクロスをスーレが戻したところをミレッティが狙ったがシュートは上手くミートせず。ボールは枠の右を通過する。
ヴェルチェッリは28分にエマニュエッロのロングシュートから生じたこぼれ球にコミが詰めたが押し込めず。また、PK の笛を鳴らずに決定機を逸してしまうも前半は 2-0 で終了となる。
ハーフタイムを活用して盛り返したいユベントスだったが、ヴェルチェッリから主導権を奪うまでには至らない。
膠着した試合で動きが出たのは76分。途中出場のガットが立て続けにイエローカードを提示され、退場となったことでユベントスは1人多い状態で試合終盤を戦うアドバンテージを手にする。
78分にはリッチオからのロングフィードに反応したブリヘンティが抜け出しの勢いを活かしてシュートを放つも GK バレンティーニがストップ。
結局、ユベントスは1人少なくなったことで守備を固めるヴェルチェッリから点を奪うことはできず試合終了のホイッスル。前半の立ち上がりに2点を先行したヴェルチェッリに軍配が上がった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「試合に上手く入ることができませんでした。8分後には結果を突き付けられていたからです。
その後、私達は試合を再びオープンにするチャンスは得ました。しかし、経験豊富なチームが相手なのですから試合序盤の結果をあのような形で代償となるのは必然です。ビンタをされた状態でスタートしたのですから後悔は残ります。
しかし、私達は次のチャレンジのことを考えています。良いカムバックを果たしたいですし、今日のことから私達は改善しなければなりません」
予定されていた冬季中断期間と新型コロナの感染拡大で日程延期となったことで約1ヶ月ぶりの公式戦となりましたが、立ち上がりで勝敗の行方が決した試合となってしまいました。
失点となったパターンはどちらも自陣の右サイドを縦に突破されてからのクロス攻撃です。そこを防ぎ切れなかったことで背負った2点のビハインドが最後まで響いたと言えるでしょう。
冬の移籍市場で加入したイオコラーノ選手はウィングを本職とする32歳のベテランです。トップチームでキエーザ選手が今季終了となったため、カンピオナートではアケ選手を CL ではスーレ選手を帯同させるための補強と考えられます。
Bチームの次戦は1月29日(土)に開催予定のセリエC第24節フェラルピ・サロ戦です。課題は「試合に上手く入ることができるか」になるでしょう。
心身および戦術で良い準備ができれば経験豊富な優勝候補とも互角に渡り合えるのです。今節での反省を活かすことができるのかに注目です。