2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第14節が行われ、ホームにカリアリを迎えたユベントスはイリング選手の PK で1点を返すも 1-2 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ(→ 23' st. 25: エンバングラ) 24: デッラバーレ 5: エンゾアンゴ 3: トゥリッキア |
MF | 14: ムラッツィ 4: オミッチ (C)(→ 23' st. 26: セクララツ) 10: ボネッティ(→ 39' st. 21: ドラティオット) 11: イリング |
FW | 9: チェッリ(→ 23' st. 28: ストリドンク) 17: キボツォ(→ 13' st. 18: トゥルコ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。前節エンポリ戦からは CB デッラバーレ選手と FW チェッリ選手を新たに先発で起用する陣容で試合に臨みます。
試合は3分にヤンケン選手の飛び出しからデソグス選手に決定機が訪れるもユベントスの GK センコ選手がブロック。その直後に抜け出したムラッツィ選手の折り返しをキボツォ選手が枠内シュートを放つ積極的な展開で始まる。
ユベントスは24分にムラッツィ選手の戻しを受けたキボツォ選手からのクロスにチェッリ選手とサボナ選手が詰めたが、シュートを枠に飛ばすことはできず。
試合が動いたのは34分。カリアリは右サイドをトラモニ選手が細かいボールタッチで突破してクロスを送ると、中央で待っていたヤンケン選手が難なく右足で合わせて先制に成功する。
対するユベントスは41分に右サイドのサボナ選手が入れたクロスに逆サイドから猛然と中央に侵入したイリング選手がドンピシャのタイミングで合わせたが、こちらはシュートが GK ダニエッロ選手の真正面を突いてゴールとはならず。
前半はアウェイのカリアリが1点のリードで折り返す。
振り出しに戻したいユベントスだったが、57分に中盤でボールロストをしてしまうとカウンターから最後はカボーティ選手に押し込まれてビハインドは2点に拡大してしまう。
ユベントスは73分にトゥルコ選手が仕掛けたことで生じたルーズボールを回収したボネッティ選手がループシュートで狙うが右ポスト。跳ね返りを狙ったストリドンク選手のシュートはゴールライン手前で相手 DF のクリアに阻まれる。
それでも直後の74分にペナルティーエリア内に侵入したトゥルコ選手が倒されて PK を獲得。これをイリング選手がゴール右に蹴り込み、1点差に詰め寄る。
だが、ユベントスの反撃はここまで。試合は 1-2 で終了し、ユベントスは年内最終戦を勝利で飾ることはできなかった。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「結果の観点から私達が思い描いた2021年の締めくくりにはなりませんでした。事実、今日の試合では長短のカウンターに見舞われ、本来ならもっと良い順位だったのを妥協することになったからです。
ペナルティーエリア内でマークを見失う前にポジションを管理することはできました。2点のビハインドが試合を難しくしましたが、私達は試合をオープンにするチャンスを作り出し、76分にはそれに成功しました。
繰り返しになりますが、相手に与えたチャンスの数を考えると簡単に失点してしまいました。
簡単な試合にならないことは分かっていました。カリアリはリーグ屈指のシュートセーブ率を誇るチームであり、低く設定された守備網に侵入することは大きな困難が伴います。今日もそのような試合だったと思います。
これも成長に向けた重要なステップです。これでシーズン前半戦が終わりますが、非常にポジティブです。まだ3つのコンペティションに参戦していますし、小さいことではありません」
今節のカリアリ戦は許した決定機を確実にゴールに結び付けられたことが反省点と言えるでしょう。ユベントスが押し込んでいただけに悔やまれる結果になったことは否めません。
ちなみに第14節を終えた時点での暫定の順位表は以下のとおりです。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ローマ | 13 | 10 | 3 | 0 | 33 | +22 |
2 | カリアリ | 14 | 7 | 4 | 3 | 25 | +5 |
3 | トリノ | 13 | 7 | 3 | 3 | 24 | +5 |
4 | サッスオーロ | 14 | 6 | 4 | 4 | 22 | +7 |
5 | ジェノア | 13 | 6 | 3 | 4 | 21 | +9 |
6 | ユベントス | 14 | 6 | 3 | 5 | 21 | -1 |
7 | インテル | 13 | 5 | 4 | 4 | 19 | +5 |
今季はローマが抜け出していますが、2位以下は “団子” で勝利すれば順位が大きく上げることが可能です。したがって、攻守両面において成長すれば混戦から抜け出すことができると思われます。
プリマベーラの次戦は年明け1月8日(土)に予定されているカンピオナート第15節トリノ戦です。約2週間のオフ期間を上手く活用し、ダービー戦で勝利を手にすることができるのかに注目です。