2021/22 UEFA ユースリーグ第5節が行われ、アウェイでチェルシーと対戦したユベントスは試合開始直後のスーレ選手のゴールを皮切りに3得点をあげ、1-3 で勝利しました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 19: フィウマーノ(→ 31' st. 6: チティ) 5: エンゾアンゴ 3: トゥリッキア(→ 23' st. 24: デッラバーレ) |
MF | 33: スーレ(→ 37' st. 10: ボネッティ) 4: オミッチ (C) 32: ミレッティ 11: イリング |
FW | 18: トゥルコ(→ 37' st, 9: チェッリ) 17: キボツォ(→ 31' st. 29: マレッサ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。今週はミッドウィークに試合が組まれていないBチーム(= U-23)からスーレ選手とミレッティ選手を中盤に配置し、トゥルコ選手とキボツォ選手が2トップを組む布陣で試合に臨みます。
試合は開始1分に左サイドからのクロスを回収したスーレ選手が角度のない場所から左足シュートを決め、ユベントスが立ち上がりに先制する。
ユベントスは15分にイリング選手が左サイドをドリブルで持ち上がってトゥルコ選手にラストパス。これをトゥルコ選手が左足で巻いたシュートで狙ったが、ボールは枠の左を通過する。
それでもユベントスは30分にスーレ選手が左サイドを突破してクロスを入れるとキボツォ選手がシュート。これはクロスバーを叩いたが、跳ね返りを回収したトゥルコ選手が倒されて PK を獲得する。これをミレッティ選手がゴール左に決め、ユベントスのリードは2点に拡大する。
ユベントスは44分にスーレ選手の縦パスに反応したキボツォ選手の左サイドからのクロスを中央に走り込んだトゥルコ選手が合わせ、3点のリードを持って前半を折り返す。
後半はチェルシーが維持を見せる。48分に右サイドからのクロスにファーサイドでバーレ選手がヘディングで戻してヘイグ選手が足を伸ばすがわずかに届かない。
53分にはウェブスター選手の持ち上がりからラストパスを受けたヘイグ選手が左足で狙うも、これは枠を捕らえず。79分には右サイドからのクロスにヘイグ選手が頭で合わせたが、これは GK センコ選手の好セーブに阻まれてしまう。
チェルシーの攻勢が実ったのは90分。右サイドからのクロスにホール選手とバーレ選手が飛び込むとルーズボールが発生。こぼれ球が転がり込んで来たヘイグ選手が押し込み、土壇場で一矢報いることに成功する。
しかし、チェルシーの反撃はここまで。試合は 1-3 で終了し、ユベントスがグループ首位通過を決めた。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「数字の上でもグループ首位を決めたのですから満足しなければなりません。そして様々な面で高レベルのハフォーマンスを見せてくれました。
私達は今日の試合で手にした結果を誇りに思わなければなりませんし、現時点で私達に勝点7差を付けて首位に立つローマのような強いチームとの次戦に対して楽観的に考えなければなりません。
今日の試合で私達が目指す成長の道をまた1つ確かにすることができました。まだムラっけがありますし、継続して取り組まなければならないこともあります」
試合はスーレ選手が個の能力で抜きん出ていたため、攻撃陣を牽引する存在となっていました。この強みは今後も UEFA のコンペティションで発揮されることになるでしょう。
一方でプリマベーラのカンピオナートではBチーム(= U-23)を主戦場にするスーレ選手は不在です。そのため、スーレ選手のような “違いを作れる選手” が前線で躍動できるかが勝敗に直結することになると思われます。
プリマベーラの次戦は11月27日(土)に予定されているカンピオナート第10節ローマ戦です。
ローマはボナッティ監督が言及したようにユベントスとは勝点差7で首位に立っています。ユースリーグのグループステージで首位通過を決めた勢いを活かした試合をすることができるのかに注目です。