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【試合後コメント】 2021/22 セリエA第11節 ベローナ対ユベントス

 スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴティで行われて 2021/22 セリエA第11節ベローナ戦に 2-1 で敗れたユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。

画像:トゥット・スポルトの一面(2021年10月31日付)
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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「現時点で言葉に意味はありません。私達は責任を負わなければなりませんし、働かなければなりません。

 現段階において私達は中位のチームであると理解する謙虚さを持たなければならないのですが、何らかの形で抜け出すことになるでしょう。

 チームの価値は偉大なものですが、それに関係なく謙虚さを持ってプレーしなければなりません。サッカーは常に思いどおりには進まないのです。上手く行かない時もありますし、回復にはプライドが必要です。

 今日のような試合では対戦相手のレベルを考える必要があります。異なる姿勢で勝利を積み重ねなければなりません。

 今日、私達はベローナよりも自分たちが優れていると思いました。しかし、今はそうではないことは明らかです。リアリズムと戦いたいという欲求につながる相手への敬意が必要です。

 現時点ですべてがネガティブに見える傾向がありますが、何が起きていて何が起きていないのかを明確にして分析する必要があります。今は黙って仕事をするだけです」

 

パウロ・ディバラ選手:
「ベローナは非常に早い時間帯に2得点を決めましたが、彼らは私達よりも “目覚めて” いて多くの局面で勝利していたことは事実です。

 その時点で何らかの方法でゴールを試みなければなりません。私達は時間を与えることはできません。私達はユーヴェであり、このユニフォームや歴史、このユニフォームを纏った偉大なカンピオーネに敬意を払わなければならないのです。

 この瞬間からどうやって抜け出すか?団結です。

 私達1人1人が今晩寝る前に今日の試合について考え、今以上に貢献する方法を考えなければなりません。謙虚さを持ち、すぐに火曜日の試合のことを考える必要があります。ユーヴェでプレーするなら恐れることはできません」

 

 




 

 アッレグリ監督や一部の選手からは『謙虚さ』を口にしていますが、今の選手に期待するのは無理なことです。パラティーチ CFO 時代に給与体系が破壊されたことで「謙虚さ」は消失したからです。

 第1期アッレグリ政権下では『野心』が『謙虚さ』を代替する形で機能していました。

 レアル、バルサ、プレミア勢など「ユベントスよりも高給を得られる格上クラブへの移籍」が『野心』となり、軽率なプレーで評価を下げるデメリットを “ピッチ上にいる選手” が1番理解していたからです。

 それが『分不相応な給与水準』が導入されたことで選手側に「歯を食いしばってチームのために汗をかく理由」が失われました。この状況で攻守両面においてのハードワークができる選手は奇特な存在でしょう。

 

 闘将が不在で「他人任せ」がまかり通ってしまうのですから、しばらくは暗黒期になることが濃厚です。アッレグリ監督がシーズン当初に主力として期待した選手に大鉈を振るうぐらいの転換が不可欠な状況と思われます。