『トゥット・スポルト』によりますと、Bチームに所属するディ・パルド選手にビチェンツァへの期限付き移籍が浮上しているとのことです。高額な移籍金を必要としない若手有望株には移籍が進んでいる状況にあります。
ディ・パルド選手は1999年7月生まれの21歳。2017年夏に SPAL からユベントスに期限付き移籍で加入し、翌2018年夏に完全移籍となった右 SB 兼 WB としてプレーしている選手です。
2020/21 シーズンはユベントス・Bチームを主戦場に18試合で先発出場。1ゴール、2アシストでした。
数字的には少ないように感じるかもしれませんが、トップチームでの出場数(セリエA:4試合、コッパ・イタリア1試合)を差し引く必要があると言えるでしょう。
このディ・パルド選手にビチェンツァが興味を示しているとのこと。セリエB所属のチームですから、Bチームでの研鑽が評価された形となります。したがって、一定の出場時間を実力で確保できるかがポイントとなります。
Bチーム(= U-23)の年齢層に属する他の選手では 2020/21 シーズンはエンポリに期限付き移籍をしていたオリビエリ選手がレッチェに期限付き移籍をしたことが発表されています。
オリビエリ選手は(条件付きの)買取義務が付随する形ですから、セリエBでの2シーズン目でどのような成績を残せるかが鍵となるでしょう。
また、2020/21 シーズン後半戦にクレモネーゼに期限付き移籍をしていたコッコロ選手はクレモネーゼが完全移籍に向けて動いている状況にあります。コッコロ選手は負傷離脱がありましたから、来季は稼働率を高めることが課題となるはずです。
ユベントス的にはBチームでプロ選手として経験を積んだ若手有望株がステップアップすることは良い兆候と言えるはずです。将来的にトップチームに欠かせない選手をBチームを経由して誕生するのかにも注目です。