ユベントスは公式サイト上で本拠地アリアンツ・スタジアムの芝生を張り替えていると発表いたしました。今季は選手がスリップする場面も散見される状況でしたから、張り替えに踏み切ったと考えられます。
アリアンツ・スタジアムは「フィールド内がハイブリッド」、「フィールド外は人工芝」という形状が採用されています。
今回、張り替えの対象となったのはハイブリッド芝の部分です。アリアンツ・スタジアムのハイブリッドは『スティッチ型』ですから最初に天然芝を養生する必要があります。公開されている写真はその部分を撮影したものでしょう。
天然芝が整備された後に人工芝の繊維を縫い付ける(=打ち込む)ことでハイブリッド芝の完成となります。
ちなみに張り替えを行った理由ですが、最も大きいものは「耐用年数に達しつつあるから」でしょう。ハイブリッド芝の耐用年数は「10〜15年が目安」です。
アリアンツ・スタジアムは開業から10周年を迎えますし、近いうちに張り替えを実施する必要がありました。また、今季はピッチ上でユベントスの選手がスリップする場面も散見されたため、張り替えに踏み切ったとしても不思議ではありません。
「ユベントスの財務状況は厳しいのでは?」との疑問もあると思いますが、ハイブリッド芝の張り替えは『将来確実に必要となる支出』であるため予算は毎年積み立てていたはずです。
積み立てを怠っていたなら経営陣の落ち度ですし、張り替え用の予算を別の部門に流用していたのであれば背任に問われなければならない案件となります。したがって、予算面が問題となるのはあってはならないことと言えるでしょう。
新しく張り替えられるアリアンツ・スタジアムの芝生の上でユベントスの選手たちがどのようなプレーを見せてくれるのかに注目です。