ユベントスは公式サイト上で 2020/21 セリエＡ第31節アタランタ戦に向けた招集メンバー21選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 1: シュチェスニー、31: ピンソーリョ、77: ブッフォン |
| DF | 3: キエッリーニ、4: デ・リフト、12: アレックス・サンドロ、13: ダニーロ、16: クアドラード、19: ボヌッチ、28: デミラル、38: フラボッタ |
| MF | 5: アルトゥール、8: ラムジー、14: マッケニー、22: キエーザ、25: ラビオ、30: ベンタンクール、44: クルゼフスキ |
| FW | 9: モラタ、10: ディバラ、53: Ｆ・コレイア |
新型コロナ陽性による隔離措置が終了したボヌッチ選手が招集メンバーに復帰し、一方で屈筋に問題を抱えるロナウド選手がベルガモ遠征を見送ることとなっています。
また、トップチームのほぼ全選手が起用可能であることから、Ｂチームから招集された選手はＦ・コレイア選手のみに留まっています。
【先発予想： 4-4-2】
GK: シュチェスニー
DF: クアドラード、デ・リフト、ボヌッチ（キエッリーニ）、ダニーロ
MF: クルゼフスキ（マッケニー）、ベンタンクール、ラビオ、キエーザ
FW: ディバラ、モラタ
ピルロ監督は 4-4-2 を選択するでしょう。「ボヌッチ選手のコンディション」と「前節ジェノア戦では機能したクルゼフスキ選手」への評価次第で先発する選手が決定する形になると考えられます。
対するアタランタのガスペリーニ監督は 3-4-1-2 が有力です。
アタランタはロメロ選手が累積警告による出場停止で起用できません。そのため、CB の並びは普段とは異なる形となるでしょう。ただ、昨季の主力 CB は起用可能であり、戦術的な穴が生じる可能性は低いと思われます。
アタランタはハイプレスが代名詞となっているチームであり、ペッシーナ選手が加わったことで強度はＡ・ゴメス選手が君臨していた時代よりも高まっています。マリノフスキー選手など縦への推進力がある選手の先発が予想されるため、カウンター対応が重要になるでしょう。
一方、ユベントスの攻撃は「ハイプレスの回避」と「押し込んだ後の中央のスペースでのデュエル」が鍵になります。
前者はアルトゥール選手を起用することで結果を期待できますが、カウンターを受けた際に不可欠となる守備力の不足をどう評価するか次第でしょう。後者は3人の CB がユベントスの2トップを見るため、3人目の選手が相手守備陣を撹乱できるかが重要となるはずです。
スクデット争いに白旗宣言をしたピルロ監督にとって、チャンピオンズリーグ出場権の死守は絶対でしょう。そのライバルであるアタランタとの直接対決の結果次第では再び騒がしい状況が訪れることも十分に考えられます。
アウェイ戦で勝点を持ち帰るためにピルロ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。
