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ユベントス、デミラルが新型コロナ陽性を示したことで選手起用に制約が加わる

 スカイ・イタリア』によりますと、トルコ代表に帯同していたデミラル選手が新型コロナ陽性反応を示したとのことです。ただ、負傷離脱中の状況ですから影響が即座に及ぶことはないでしょう。

画像:新型コロナ陽性反応を示したと報じられたデミラル

 時系列は下表のとおりです。

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3月9日 チャンピオンズリーグのポルト戦に出場。この時に右太ももを負傷する
同11日 Jメディカルでの検査で「右大腿直筋に重度 1〜2 の損傷」が確認される。クラブは回復に20日程度を要すると発表
同22日〜 トルコ代表に招集されたためチームに帯同。ただし、出場やベンチ入りはせず
同26日 デミラル選手に陽性反応(ユベントスが4月1日に発表
同31日 イタリア・メディアが「デミラルがコロナ陽性反応を示した」と報道。ユベントスは本件に未言及

 

 そもそも、デミラル選手は「3月31日頃までは負傷で起用不可」と見られていました。

 ただ、トルコ代表はカタールW杯・欧州予選の初戦が「ホームでのオランダ戦」という非常に重要な試合であり、起用の可能性が少しでもある実力者を招集することは不思議ではありません。コロナ禍で選手の予期せぬ離脱が生じることを加味すると招集は妥当と言えるでしょう。

 しかし、ユベントスは “とばっちり” を受けることになってしまいました。デミラル選手はトリノ出発時は陰性だったはずですから、トルコ代表に帯同していた際に罹患したと予想されます。

 そのため、選手の隔離を現滞在地であるトルコでするか、(ロナウド選手と同様に医療用ジェットを使って)トリノに戻って行うかのどちらかをしなければなりません。

 選手にはトリノで隔離をしてくれた方が陰性確認と同時にチームに合流できるため、クラブはデミラル選手をトリノに連れ戻すための各種手続きを当局との間で行っているものと思われます。

 追記:ユベントスがデミラル選手が現地4月1日にトリノに戻ったと発表

 

 デミラル選手の復帰が新型コロナ罹患で遅れ気味になるのは痛手ですが、筋肉系の負傷からの回復が4月上旬と目されていたため、リスク管理の範囲内に留まっているはずです。

 したがって、デミラル選手の新型コロナ罹患からの1日も早い回復を祈る余裕はあると思われます。今季は負傷などで思うように復調をアピールできていないデミラル選手がシーズン最終盤に輝けるのかに注目です。