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【招集メンバー】 2020/21 セリエA第9節 ベネベント対ユベントス

 ユベントスは公式サイト上で 2020/21 セリエA第9節ベネベント戦に向けた招集メンバー21選手を発表いたしました。

画像:ベネベント戦に向けて調整する選手たち

 招集された選手一覧は下表のとおりです。

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表1:招集メンバー(2020/21 セリエA第9節 ベネベント戦)
  選手名
GK 1: シュチェスニー、31: ピンソーリョ、42: ガロファニ
DF 4: デ・リフト、12: A・サンドロ、13: ダニーロ、16: クアドラード、19: ボヌッチ、37: ドラグシン、38: フラボッタ
MF 5: アルトゥール、8: ラムジー、14: マッケニー、22: キエーザ、25: ラビオ、30: ベンタンクール、33: ベルナルデスキ、39: ポルタノーバ、44: クルゼフスキ
FW 9: モラタ、10: ディバラ

 ボヌッチ選手が招集メンバーに復帰。フェレンツバーロシュ戦は招集外だったブッフォン選手に加え、前日会見で今節の休養が言及されたロナウド選手がメンバー外となっています。

 

【先発予想: 4-4-2】
  GK: シュチェスニー
  DF: ダニーロ、デ・リフト、ボヌッチ、フラボッタ
  MF: クルゼフスキ、ベンタンクール(アルトゥール)、ラビオ、キエーザ
  FW: ディバラ、モラタ

 ピルロ監督は 4-4-2 を継続することになるでしょう。システムそのものは可変式であるため、最終ラインで先発起用する選手の顔ぶれによって実際にプレーする際のシステムが定まる形になると予想されます。

 A・サンドロ選手は温存が有力で、招集メンバーに復帰したばかりのボヌッチ選手がどれだけの時間でプレー可能かが焦点になるでしょう。

 

 対するベネベントのフィリッポ・インザーギ監督は 4-3-2-1 を使うことが予想されます。CB のグリク選手を中心に中央のスペースを消し、前線のラパドゥーラ選手やカプラーリ選手がカウンターで攻め切る形を基本にするチームと言えるでしょう。

 ユベントスは「ハイプレスでベネベントにボールを捨てさせる守り方」をすると思われますが、その際に前述の2選手がスペースに走り込んでボールキープすることを制限する必要があります。汗かき役の FW によるポストプレーがゴール前に人数をかける合図となるからです。

 したがって、ラパドゥーラ選手の動きをマークする選手とカプラーリ選手へのホットラインを寸断する守備が要求されることになります。

 一方の攻撃陣は「守備ブロックの打開」に尽きます。ベネベントの CB 陣は高さがありますし、サイドでボールを持たれることは止む無しと割り切ってくるでしょう。必然的に中央は選手で密集状態となるため、その状況で決定機をどう作り出すかが注目点です。

 「攻撃のスイッチを入れる選手」と「最終局面で変化を付けて相手守備陣を混乱させられる選手」の双方が躍動できるかが結果に直結すると考えられます。

 

 チャンピオンズリーグではグループ突破を決めたため、セリエAに比重を置きやすい事情は既に出来上がっています。アウェイ戦とは言え、昇格組のベネベントから確実に勝点3を上乗せすることが今節のノルマと言えるでしょう。

 勝利が求められる試合に対し、ピルロ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。