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ピルロ監督のユベントス、勝点の推移でも出遅れが鮮明となる

 ピルロ新監督を迎えた 2020/21 シーズンのユベントスですが、勝点の獲得が伸び悩んでいます。第7節を終えた時点でアッレグリ監督時代の平均より4ポイント、サッリ監督時代より6ポイント低いため苦しんでいると言えるでしょう。

画像:ユベントスのセリエAでの獲得勝点の推移
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  • セリエA第7節終了時の獲得勝点
    • アッレグリ監督の平均値: 17
    • サッリ監督時代: 19
    • ピルロ監督時代: 13
  • セリエA第14節終了時(= 今季の冬季休暇時)の獲得勝点
    • アッレグリ監督の平均値: 33.2
    • サッリ監督時代: 36
    • ピルロ監督時代: ?

 『アッレグリ監督の遺産』が使えたサッリ監督は好調なスタートを切ったものの、遺産が底を突き始めるとチームは失速。「アッレグリ監督の就任1年目」を下回る低調な成績でフィニッシュしました。

 「内容」が求められた監督が「結果」すら残せなかったのですから、解任は止むを得ない結果です。もちろん、監督だけではなく招聘したフロント陣も責任を負わなければならないと言えるでしょう。

 

 サッリ監督の後を引き継いだピルロ監督は「スタートから苦労」しています。サッリ監督は「アッレグリ監督が選手を満遍なく起用していた状態」による『遺産』がありましたが、ピルロ監督には残されていません。

 また、アッレグリ監督が植え付けていた「守備ノウハウ」や「パワープレー」など “ユベントスの伝統的な勝負強さ” は薄れた状態で引き継いだため、勝点を奪い取る執念を再び植え付ける必要があることも事実です。

 そのため、勝点の取りこぼしが “ある程度” 発生していまうことは止むを得ないことなのです。

 今季(= 2020/21 シーズン)は第14節を終えた時点で冬季中断期間を迎えます。したがって、「第14節での獲得勝点」が評価ポイントになるでしょう。

 リーグ戦7戦全勝だと勝点34に達しますが、これは高望みでしょう。現実的な目標は「5勝1分1敗で勝点16を上乗せ」して、勝点29で冬季休暇を迎えることです。これを大きく下回るなら、現フロント陣を含めて責任を取るべき状況だからです。

 

 周囲からの雑音を「ピッチ上の結果」で封じ込めることができるのかに注目です。