監督交代で復調したユベントス・Bチーム(= Next Gen)はブランビッラ監督の下で選手起用にも傾向が現れています。「2024/25 シーズン後半戦で来季以降を見据えた布石を打てる余裕が生まれるか」が注目点になるでしょう。

Bチーム全体
ブランビッラ監督への監督交代によって、複数のポジションで明確な序列変更が起きました。

また、今季のBチームはカップ戦で初戦敗退。基本的には週1試合であるため、ブランビッラ監督の下で “序列を下げた選手” は「1月の移籍市場での放出」が基本路線になるでしょう。
『出場機会を狙う枠』は経営的にも(現在はプリマヴェーラを主戦場にしている今季のBチームでは登録選手数が少ない)ユベントスのクラブ内育成選手に割り当てるべきだからです。
GK 陣
GK は「正 GK のダッファラ選手(2004年12月生まれの20歳)が2025年夏の移籍市場でステップアップできるか次第」でしょう。
監督交代が起きた中でも序列は不変であり、負傷離脱に見舞われない限りはダッファラ選手がゴールマウスを守り続けると考えられるからです。
DF 陣
ブランビッラ監督の下で4バックのレギュラーは(右から)ムラッツィ、F・スカーリャ、チティ、プクツカで固まりました。
シーズン後半戦での注文は「クラブ内育成選手の出場時間を増やす」こと。これは「S・トゥルコ選手やJ・ヒル選手などが出場期間を伸ばせるか」にかかっています。
一方で取り巻く状況が厳しくなったのはペドロ・フェリペ選手とスティヴァネッロ選手の2人。
両選手とも「期限付き移籍による在籍2シーズン目」で「今季は前十字靭帯を断裂して絶望の見込み」とユベントスが来季以降も彼らに対して育成予算を投じるメリットが薄れているからです。
MF 陣
中盤 MF 陣ではオーバーエイジ枠のペーテルス選手が序列を下げました。現行契約が2025年夏までですし、1月の移籍市場で新天地へと旅立つことになると思われます。
現状はファティカンティ、パルンボ、オウスの3選手でダブルボランチを形成する起用方法が中心。マッカ選手は左サイドハーフとしての起用が増えています。
中盤 MF 陣も DF 陣と同様にクラブ内育成選手が少なく、現状では「オウス選手だけ」です。シーズン後半戦に「プリマヴェーラからのお試し昇格起用があるか」が注目点になるでしょう。
FW 陣
FW 陣は「CF・ジェッラ選手・WG の3枠」が基本となったため、「CF の序列3番手以降」や「トップ下の序列2番手以降」の選手が出場機会を得ることが難しくなっています。
「(今季で現行契約が満了する)ダ・グラカ選手の退団」や「パパドプロス選手の返却」は1月の移籍市場で起こり得ることですし、そうなったとしてもチームへの影響は(プレー時間的に)軽微です。
したがって、Bチームの FW 陣は「スリム化」が最大のテーマになるでしょう。余剰人員を抱えている現状だからです。
ユベントスは『Bチームを活用した経営再建』を掲げていますが、そのために必要なのは「Bチームを “踏み台” にする選手」ではなく「Bチームを “踏み切り板” に使って大きく飛躍する選手」です。
プロスペクトが枯渇すれば、経営再建プランが行き詰まるのは過去記事で指摘済みのこと。グラついたBチームの土台を的確に立て直すことができるのかにも注目です。