『トゥット・スポルト』によりますと、今夏の移籍市場においても「FW 陣の入れ替え」が賑わせそうだとのことです。主力選手の契約が「2022年まで」ですから、どの選手を軸にしたチーム作りをするのかがポイントになるでしょう。
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ガゼッタ紙による 2019/20 シーズンのユベントス所属選手の推定年俸は下表のとおりです。
Po | 選手名 | 推定年俸 | 契約期間 |
---|---|---|---|
FW | ロナウド | 3100万ユーロ | 2022 |
DF | デ・リフト | 800 (+400) 万ユーロ | 2024 |
FW | イグアイン | 750万ユーロ | 2021 |
FW | ディバラ | 730万ユーロ | 2022 |
MF | ラムジー | 700万ユーロ | 2023 |
MF | ラビオ | 700 (+200) 万ユーロ | 2023 |
MF | ピアニッチ | 650万ユーロ | 2023 |
FW | D・コスタ | 600万ユーロ | 2022 |
FW | |||
MF | ケディラ | 2021 | |
DF | ボヌッチ | 550万ユーロ (昇給が濃厚) |
2024 |
DF | A・サンドロ | 500万ユーロ | 2023 |
MF |
サッリ監督は高給取りに分類された選手の中でマンジュキッチ選手とエムレ・ジャン選手を干しました。昨夏に売却のチャンスがあった訳ですから、それを逸したことによる損失計上は経営陣の責任が重いと言えるでしょう。
来季以降に目を向けますと、FW 陣の軸を決めなければならない状況にあります。チーム内で高給を得ている上位5人の内、3人は FW です。また、契約が2022年までですから、決断が迫られている状況にあります。
- ロナウド(35)
- 推定年俸3100万ユーロ
- 長: 実力と広告効果は世界屈指
- 短: 引退が近づく
- イグアイン(32)
- 推定年俸750万ユーロ
- 長: CF 型でサッリ監督が寵愛中
- 短: 決定機での仕事が絶望的なレベル
- ディバラ(26)
- 推定年俸730万ユーロ
- 長: ピークを迎える年齢
- 短: サッリ監督が買っていない
- D・コスタ(29)
- 推定年俸600万ユーロ
- 長: サイドでの突破力は群を抜く
- 短: 怪我による長期離脱でフル稼働は期待できない
実力的に限界が見えたイグアイン選手と袂を別つことができれば理想的ですが、おそらくできないでしょう。なぜなら、買い手が現れることが期待できないからです。また、継続的な稼働が期待できないD・コスタ選手も同様です。
新戦力を獲得するにしても「まずは余剰戦力の売却から」という方針を徹底できるかが昨夏に続いて重要になります。経営陣が現実路線を貫くことができるのかに注目です。