UEFA は公式サイト上で実行委員会が「主催試合の無期限延期」と「FFP の 2020/21 シーズンの適用中止」が採択されたと発表いたしました。新たな通知が行われるまで、UEFA が主催するクラブ戦および代表戦は延期となります。
UEFA は現地4月1日に加盟協会とのビデオ会議を行い、3月17日に設置されていたワーキンググループによる勧告に基づく形で実行委員会が下した決断を承認しました。
- 2020年6月に開催予定だった男女の代表戦はすべて延期
→ 男子の欧州選手権プレーオフも含む - 国際親善試合を含め、すべての UEFA の試合は追って通知があるまで延期
- ユース世代
- W杯の予選を兼ねた欧州選手権は通知があるまで延期
- それ以外は中止
- 2020/21 シーズンの選手登録は通知があるまで延期
→ 新たな期日は UEFA が改めて設定 - 2021/21 シーズンは FFP の規定を一時停止
「サッカーどころではない」という状況ですから、予定されていた大会は基本的に延期し、重要度の低いものは打ち切りを決断しています。
カレンダーそのものを根本的に動かさない限り、2019/20 シーズンの残り期間で予定されていた公式戦を実施することは難しいと思われます。
日本国内での新型コロナウイルスの感染者が減少に転じるのは早くて4月第2週からでしょう。「3月前半にヨーロッパ旅行をした人々」と「3連休で気が緩んだこと」の “コンボ” が『感染のピーク』なら、4月第2週以降は自粛の効果が期待できるからです。
つまり、ヨーロッパよりも感染者が少ない日本でスポーツイベントなどの再開が現実味を帯びるのが「5月のゴールデンウィーク」なのです。
死者が1万人に達する国が複数発生することが予想されるヨーロッパで「日本よりも早いペースで感染患者が減少することはない」でしょう。「国民全員が新型コロナウイルスに罹患して回復した」というケースなら、日本よりも先に収束する可能性は十分にあります。
ただ、この場合においても5月中にサッカーができるようになることはないと考えられます。再開の目処がいつ頃に出されることになるのかに注目です。