『メディアセット』によりますと、UEFA が現地4月1日(水)に加盟する55協会とのオンライン会合を行い、現状確認およびワーキンググループの進捗状況を議論するとのことです。ただ、再開は困難な状況なだけに見通しは立っていないと言えるでしょう。

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UEFA が関わっている 2019/20 シーズンに開催されているコンペティションは以下のとおりです。
- 2020 欧州選手権
- 2021年夏の開催が決定
- 加盟協会が実施するリーグ戦およびカップ戦
- 2020年6月30日が(一応の)期日
- 再開の目処は不明
- UEFA チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ
- 2020年6月30日が(一応の)期日
- 予定されていた決勝戦は延期が決定
- 再開後のことをワーキンググループが実施中
ベラルーシリーグだけが「開催続行」を決断していますが、ヨーロッパの主要リーグはストップしています。
「再開」に漕ぎ付けることができなければ、「シーズン打ち切り」も現実味を帯びるため、「現状把握」のための会合が開かれるのは自然な流れと言えるでしょう。
ただ、ヨーロッパの情勢が芳しくないことは事実です。
Rk | 国名 | 感染者数 | 死者数 |
---|---|---|---|
1 | スペイン | 78,797 | 6,528 |
2 | イングランド | 19,522 | 1,228 |
3 | ドイツ | 57,298 | 455 |
4 | イタリア | 97,689 | 10,781 |
5 | フランス | 40,174 | 2,606 |
この数値は欧州疫病予防管理センターが3月30日に発表したものですが、UEFA ランキングの上位5カ国の中で新型コロナウイルスによる死者が1000人を下回っているのはドイツだけです。
しかし、そのドイツも現地3月31日0時に発表された死者数は「583名」と、1日で128名が亡くなっています。おそらく、今週中に死亡者1000名の大台に達するでしょうから、再開の目処が立つ見込みは低いと考えられます。
再開は「早期にできる国や地域でも5月」と予想されるため、UEFA がどのような再開プランを提示し、加盟協会がどう反応するのかに注目です。