『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ドルトムントが関心を寄せるエムレ・ジャン選手にバイエルンも興味を示しているとのことです。“飛ばし” の可能性が高いと思われますが、あり得ないとは言い切れないでしょう。
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サッリ監督の下で出場機会を激減させているエムレ・ジャン選手にはドルトムントが興味を示しています。ただ、ユベントスの要求額を提示する可能性は低く、交渉は膠着状態です。
パラティーチ CFO はナポリ戦の前に『スカイ・イタリア』のマイクに「エムレ・ジャンが留まってくれることを望んでいる」と鼻で笑われる発言をしています。これは3000万ユーロと言われる希望額にまで移籍金を引き上げるためのパフォーマンスでしょう。
ガゼッタ紙が報じた「バイエルンもエムレ・ジャンに関心」もドルトムントの提示額をユベントスの希望額に近づけるためのアシスト記事の側面が大きいと思われます。
とは言え、バイエルンの場合は「適正価格ならエムレ・ジャン選手の獲得に乗り出す意味がある」という状況です。
- CB 陣が手薄になっている
- ズーレ選手とリュカ・エルナンデス選手が離脱中
- SB のアラバ選手で凌いでいる状況
- 守備的 MF も補強候補
- 主軸はキミッヒ選手(24)
- チアゴ選手(28)は移籍の可能性が残る
- ハビ・マルティネス選手(31)は怪我がちで、トリッソ選手(25)はフィットに苦しむ
- ドイツ代表選手が多数在籍
エムレ・ジャン選手はハビ・マルティネス選手の役割を引き継ぐことができるのですから、バイエルンも興味は示すでしょう。しかし、ユベントスの言い値に応じる必要はありません。
そのため、バイエルンが獲得に乗り出す場合もドルトムントと同様にユベントス(のフロント陣)は足元を見られ、“買い手市場” での交渉を強いられることになるでしょう。
エムレ・ジャン選手の去就がどのような決着となるのかに注目です。