ユベントスは公式サイト上でエムレ・ジャン選手が今季終了までの期限付き移籍でドルトムントに移籍すると発表いたしました。なお、今シーズン中に所定の条件を満たした場合は2500万ユーロでの買取義務が発生するとのことです。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
ボルシア・ドルトムントとの合意事項
トリノ、2020年1月31日 ー ユベントス・フットボールクラブはボルシア・ドルトムントと選手エムレ・ジャンの登録権を2020年6月30日まで 2019/20 シーズン中に100万ユーロが支払われることを条件に一時的に貸し出すことで合意いたしました。
契約にはボルシア・ドルトムントに選手が 2019/20 シーズン中にスポーツ面での目標を達成した場合の購入義務が提供されています。完全移籍の対価は3年分割2500万ユーロです。
要するに、「今季終了時までのローン移籍で費用は100万ユーロ(買取義務が発生した場合は追加で2500万ユーロ)」でエムレ・ジャン選手はユベントスから離れることが決定したとのことです。
イタリアの地元メディアは「3000万ユーロ」と移籍金を報じていましたが、最大でも2600万ユーロですから、ドルトムントにかなり足元を見られたことは否定できないでしょう。
夏の時点で放出を決断していれば、少なくとも1000万ユーロは多い移籍金を手にすることができていたはずです。フロント陣と現場の意思疎通(= サッリ監督に CL の登録メンバーに入れるのかと確認すること)で防げたのですから、経営的にも悔やまれる結果となりました。
まずはエムレ・ジャン選手の買取義務が発動するかが注目点でしょう。
エムレ・ジャン選手の評価額はアッレグリ監督時代なら、4000万ユーロは下らなかったはずです。一定の出場機会を確保することができれば、評価額はすぐ元通りとなるでしょう。
ドルトムントでエムレ・ジャン選手が捲土重来の活躍を見せることができるのかに注目です。