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【採点】 2019/20 UEFA CL 第5節 ユベントス対アトレティコ・マドリード

 トリノで行われた 2019/20 UEFA チャンピオンズリーグ第5節アトレティコ・マドリード戦はディバラ選手のゴールでユベントスが 1-0 で勝利しました。

画像:決勝ゴールを決めたディバラ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2019/20 UEFA CL 第5節 ユベントス対アトレティコ・マドリード
表1:先発メンバー(19/20 UEFA CL 第5節アトレティコ戦)
  Juventus
[4-3-1-2]
Atletico Madrid
[4-4-2]
GK 1: シュチェスニー 13: オブラク
DF 13: ダニーロ
19: ボヌッチ 画像:キャプテン
4: デ・リフト
2: デ・シリオ
23: トリッピアー
18: フェリペ
22: エルモソ
12: ロディ
MF 30: ベンタンクール
5: ピアニッチ
14: マテュイディ
8: ラムジー
8: サウール
16: エレーラ
5: トーマス
6: コケ
画像:キャプテン
FW 10: ディバラ
7: ロナウド
20: ビトーロ
9: モラタ

 ユベントスのサッリ監督は 4-3-1-2 を選択。両 SB にダニーロ選手とデ・シリオ選手を起用し、ロナウド選手とディバラ選手の2トップで試合に臨みます。

 対するアトレティコのシメオネ監督は 4-4-2 を選択。ビトーロ選手とモラタ選手が2トップを組み、ボランチの一角にエクトル・エレーラ選手が入る布陣で試合を迎えます。

 

 立ち上がりで先にチャンスを得たのはユベントス。9分にピアニッチのサイドチェンジを受けたディバラがラムジーとのワンツーでシュートを放つが、これは GK オブラクがキャッチ。

 対するアトレティコは13分に右 CK のクリアボールをトーマスがボレーで狙うが、シュートは枠の左へと外れる。25分にはサウールのシュートがリフレクションしたことでシュチェスニーの反応が遅れたものの、キャッチには成功し、ゴールは許さない。

 その後は両チームともにペナルティーエリア内で高い集中力を発揮し、決定的なシュートを許さないまま前半のアディショナルタイムを迎える。

 すると、46分にユベントスは右サイドの角度のない場所でベンタンクールが倒されて FK を獲得。これをディバラが直接決め、ユベントスが1点のリードを持って前半を折り返すことに成功する。

 後半はビハインドを背負ったアトレティコが攻勢を強める。50分に右 CK からサウールのシュートが枠を捉えるが、これはシュチェスニーの正面。60分にはロナウドからボール奪取し、最後はJ・フェリックスがシュートを放つも、デ・リフトがブロックで防ぐ。

 対するユベントスは直後にロナウドが自らのボール奪取からロングカウンターを発動させてシュートまで持ち込むが、これは枠の上へと外れてしまう。67分にはベルナルデスキが右サイドから切れ込んでニアを狙うが、ポストに嫌われて追加点とはならず。

 一矢報いたいアトレティコは84分にJ・フェリックスの展開からコレアがシュートを放つが、これもデ・リフトのブロックで防がれてしまう。90分には右サイドを崩し、コレアのクロスにモラタが飛び込むも合わせられず。

 結局、試合はこのまま 1-0 で終了。前半アディショナルタイムのディバラのゴールが決勝点となり、ユベントスが勝点3を積み重ねるとともに首位通過を決定した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
 枠内シュートなどを落ち着いて処理し、最後尾で安定感を発揮。地味ながらもチームの勝利に貢献した。

DF: ダニーロ 6.0
 自陣内での連携は向上し、守備面でも献身的な内容が見られた。一方で相手陣内に入った際のクロス精度が雑など改善点があったことも事実。この部分に取り組む必要があるだろう。

DF: ボヌッチ 6.5
 モラタを上手く封じ、アトレティコに中央での決定機を許さず。守備陣を統率した成果は評価されるべきだ。

DF: デ・リフト 7.0
 守備に力強さが戻り、難敵相手の2連戦で昨シーズン同様のハイパフォーマンスを見せる。ロングフィードで少し正確性を欠いたことが唯一の反省点だろう。

DF: デ・シリオ 6.0
 攻守において手堅いプレーに終始し、味方の動きを妨げるプレーは少なかった。前節アタランタ戦よりも内容は大きく改善しており、この部分は評価できる。

MF: ベンタンクール 6.5
 ボールを引き出して前線に預けるなどリンクマンとしての働きだけでなく、中盤でのボール奪取などでも存在感を示す。要所でポイントになっていた。

MF: ピアニッチ 6.5
 レジスタとしてボールを動かし、チーム全体を押し上げる役割を全うする。張り付いてくる選手がいなかったこともあるが、マンマークを付けられた際のチームとしての対応策の必要性が浮き彫りになった。

MF: マテュイディ 6.0
 中盤でバランスを取り、黒子役として安定感をもたらす。守備では上手く睨みを効かせており、持ち味が発揮された試合でもあった。

MF: ラムジー 5.0
 ボールを引き出してドリブルで局面を打開することが期待されたが、多くの時間帯で消えてしまっていた。不完全燃焼と言わざるを得ないだろう。

FW: ディバラ 7.5
 ビルドアップのサポートに入り、ドリブルで局面を打開し、FK で決勝ゴールを決めるなど眩すぎるほどに輝いていた。この好調さをシーズン最終盤にも見せつけて欲しいところだ。

FW: ロナウド 5.5
 負傷からは復帰したものの、本調子とは言い難い内容だった。無理をさせる必要はない時期だけに、休養を上手く与えることがポイントになるだろう。

 

【交代選手など】

FW: ベルナルデスキ 6.5
 63分にラムジーとの交代で出場。トップ下で持ち前の運動量を活かして攻守に貢献する。自ら作り出した67分の決定機では視野の広さを示す形となっており、アピールに成功した。

FW: イグアイン ー
 ディバラに代わり76分から出場。チームが守勢に回る時間が多く、決定機を手にすることはできず。前線からのチェイスなどでの貢献に留まった。

MF: ケディラ ー
 86分にベンタンクールとの交代で出場機会を得る。持ち味であるフィジックを活かしてアトレティコの攻めを弾き返す。試合を締める役割を果たした。

 

サッリ監督 6.5
 決定機を作る出すことに苦労した試合だったが、ハイプレスを確実に回避するなどの “らしさ” を見せていた。選手交代も的確でプレーのクオリティーを保ったままで試合を終えることに成功した。

テイラー主審 6.0
 両チームからクレームが出ていたもの、イングランドの基準を最後まで貫き通した。ジャッジは両チームにとって公平であり、フェアな審判員だったと言えるだろう。