NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

【採点】 2020/21 セリエA第15節 ユベントス対ウディネーゼ

 2021年の初戦となった 2020/21 セリエA第15節ウディネーゼ戦はロナウド選手のゴールを皮切りに4得点をあげたユベントスが 4-1 で勝利しました。

画像:2得点1アシストで攻撃を牽引したロナウド

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

PR

 

画像:2020/21 セリエA第15節 ユベントス対ウディネーゼ
表1:先発メンバー(2020/21 セリエA第15節 ウディネーゼ戦)
  Juventus
[4-4-2]
Udinese Calcio
[3-5-2]
GK 1: シュチェスニー 1: ムッソ
DF 13: ダニーロ
19: ボヌッチ 画像:キャプテン
4: デ・リフト
12: A・サンドロ
14: ボニファツィ
87: ドゥ・メオ
3: サミル
MF 22: キエーザ
14: マッケニー
30: ベンタンクール
8: ラムジー
19: ラーセン
37: ペレイラ
11: ワラシ
10: デ・パウル 画像:キャプテン
90: ゼーヘラール
FW 10: ディバラ
7: ロナウド
15: ラザーニャ
23: プッセート

 ユベントスのピルロ監督は 4-4-2 を選択。負傷離脱したモラタ選手に代わり、ディバラ選手が先発。キエーザ選手とA・サンドロ選手が両翼で幅を取る布陣で試合に臨みます。

 対するウディネーゼのゴッティ監督は 3-5-2 を選択。ラザーニャ選手とプッセート選手が2トップを組み、中盤ではデ・パウル選手などが攻撃の組み立てを担う陣容で試合を迎えます。

 

 試合はユベントスが地力の差を見せ、積極的にウディネーゼゴールに迫る。まずは4分にロナウドが左サイドからカットインして右足で狙うも、これは枠のわずかに右へと外れる。

 対するウディネーゼは10分にロングボールを活かして右サイドを抜け出したラザーニャの折り返しをデ・パウルが合わせてカウンターを完遂する。しかし、ラザーニャにスルーパスを通そうとしたデ・パウルのハンドが VAR で確認されてゴールは取り消しとなる。

 命拾いをしたユベントスは31分にウディネーゼのスローインをラムジーがプレッシャーをかけてボールロストを誘発。これを回収したロナウドがドリブルで持ち込んで強烈な右足シュートを蹴り込み、ユベントスが1点を先制する。

 対するウディネーゼは失点直後の32分にミドルシュートのこぼれ球を回収したラザーニャが左足で狙うも、シュートはシュチェスニーの正面。前半は 1-0 とホームのユベントスがリードして折り返すこととなる。

 後半で先にスコアを動かしたのはユベントス。49分にロナウドのスルーパスに反応したキエーザがスピードでウディネーゼの DF 陣を振り切り、左足シュートで GK ムッソを破って2点目を奪取。

 ユベントスは50分に今度はキエーザのスルーパスに抜け出したラムジーが相手 GK や DF 陣の縺れながらも押し込む。しかし、この場面でラムジーのハンドが VAR で確認されてゴールは取り消されてしまう。

 それでもユベントスは70分にベンタンクールの高い位置でのボール奪取からカウンターを発動させ、最後はロナウドが左足で冷静に流し込んでリードを3点に広げる。

 クロスバーにチャンスを2度阻まれていたウディネーゼは90分に右サイドのモリーナからのクロスをネストロフスキがシュチェスニーと競り合って生じたこぼれ球をゼーヘラールが押し込んで一矢報いることに成功。

 ユベントスも93分にダニーロの縦パスに反応したディバラが右足で決めて4点目。試合はこれで終了となり、4得点をあげたユベントスが2021年の初戦を 4-1 で制した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
 シュートストップの機会は少なく、VAR やクロスバーにも救われた試合だった。

DF: ダニーロ 6.0
 ゼーヘラールのスピードに手を焼く場面もあったが、攻守に安定した内容を披露。新年も良いスタートを切ることになった。

DF: ボヌッチ 6.5
 プッセートに訪れた決定機を阻止。デ・リフトとともに機動力のあるウディネーゼの FW 陣に振り切られることなく、奮闘した。相手 FW のレベルが上がる次節以降に真価が問われることになる。

DF: デ・リフト 6.5
 カードをもらってしまったが、全体的には強固な存在だった。評価の内容はボヌッチと同じ。次戦以降に内容をどれだけ継続できるかが鍵となる。

DF: アレックス・サンドロ 6.0
 WB の位置にまで駆け上がり、サイドライン際で幅を確保してクロスを供給。ただ、精度の高いクロスは本数が少なく、チャンスを効果的に演出することはできなかった。

MF: キエーザ 7.0
 2列目をスタートポジションにスピードで相手 DF を振り切ってゴールを決め、抜け出しを狙う味方にスルーパスを通すなど効果的な存在として攻撃に貢献。存在感を見せ付けた。

MF: マッケニー 6.5
 対面したR・ペレイラを沈黙させ、ウディネーゼの中盤のクオリティーを制限。睨みを効かせ、攻撃方向を制限した貢献は地味に大きいと言えるだろう。

MF: ベンタンクール 6.5
 ビルドアップとボール奪取でチームに貢献。マッケニーとの関係性も良く、中盤で期待された役割を十二分に果たせていた。

MF: ラムジー 7.0
 中盤からの抜け出しに加え、プレッシングからのボール奪取でカウンターを発動と存在感を発揮。持ち味を活かし、計算のできる存在であると示した。

FW: ディバラ 6.0
 肉弾戦を仕掛けてくるウディネーゼの DF 陣にゴールから遠ざけられて苦戦も、後半アディショナルタイムにゴールを決めて遅れながらもパーティーに参加。このゴールが復調の狼煙となって欲しい。

FW: クリスティアーノ・ロナウド 7.5
 2得点1アシスト。眩いばかりの輝きを放った。リーグ10連覇に得点記録の更新で花を添えることも可能な勢いを見せている。

 

【交代選手など】

MF: アルトゥール 6.0
 65分にマッケニーとの交代で出場。アタランタ戦での負傷が癒えたことが朗報。ボールを持つ展開では重要なだけに相手にボールを持たれた際の守備時にどう振る舞うかが注目点だ。

MF: ベルナルデスキ ー
 キエーザとの交代で74分から出場。

MF: クルゼフスキ ー
 74分にベルナルデスキと同じタイミングでラムジーに代わって投入される。

DF: キエッリーニ ー
 82分にボヌッチとの交代で出場。明日以降の状態が重要。

DF: フラボッタ ー
 82分にA・サンドロに代わって出場機会を得る。

 

ピルロ監督 6.5
 前半は拮抗した展開だったが、VAR にも助けられてリードして折り返すことに成功。高い位置でのプレッシングに加え、後半は相手 DF の裏のスペースを効果的に突けていた。この内容を継続できるかが鍵であることは言うまでもないだろう。

ジャコメッリ主審 6.0
 両チームの得点を VAR で1度ずつ取り消す。どちらもハンドで攻撃側がボールを優位に保持しているため判定は妥当と言えるだろう。肉弾戦でやや荒れ模様だったが、これも許容範囲内だった。